ようやく日が射し雪が解け始めました。
さて今日も勉強です。
28.【霤】は三途の川。
⇒【あまだれ】 家から一歩外へ出れば、どんな災難や危険が待ちかまえているかわからないから、十分に気をつけよという戒め。※家の軒下から落ちる雨垂れを、この世とあの世の間を隔てる三途の川に見立てたことば。
「霤」の読みは、「リュウ、あまだれ」。
29.声音吁として【怕】る可し。
⇒【おそ】
「怕」の読みは、「ハ、ハク、おそ-れる」。
「おそれる」の漢字には、ほかに「恐れる・畏れる・怖れる・懼れる」などがある。
「吁」の読みは、「ク、ああ」。熟語は、
[吁嗟]クサ ああと嘆息する。嘆く。
[吁吁]クク 感嘆のことば。また、仕事をするときの掛け声。
30.百足の虫は死に至るも【僵】れず。
⇒【たお】
「僵」の読みは、「キョウ、たお-れる」。熟語は、
[僵尸]キョウシ 〈僵屍〉たおれた死体。
[僵仆]キョウフ たおれ伏す。たおれた死体。
漢字・日本語に関心を持つ者の同好会です。新潟を中心拠点に活動しています。 活動は学習会と機関紙の発行などです。 H10年に結成して15年が過ぎました。漢検1級者が増えて大勢います。 同好会のモットーは「漢字を楽しむ」・「日本語を楽しむ」・「人生を楽しむ」ついでに「漢検1級も取るか」。酒を飲むばかりが能じゃない! そんな当同好会の公式&推薦ブログです。
2012年2月22日水曜日
2012年2月19日日曜日
【過去問】H21-3 訓読み26-27
26.尾大【掉】わざるの憾みがある。
⇒【ふる】
「尾大掉わず」(びだいふるわず)=[左伝昭公11年「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉わず」]尾が大き過ぎると自由に動かすことができない。上が弱小で下が強大であって、制御しにくいことのたとえ。(広辞苑)
四字熟語では「尾大不掉」(びだいふとう)。
「掉」の読みは、「トウ、チョウ、ふる-う」。熟語は、
[掉尾]トウビ・チョウビ 尻尾(しっぽ)をふる。物事の最後が勢いの盛んなさま。物事の最後。
[掉尾を飾る](とうびをかざる) ものごとの最後をりっぱにしめくくる。※「掉尾」は本来は「ちょうび」と読み、つかまえられた魚が死ぬ直前に尾をふるうこと。転じて、終わり・最後の意。
27.家郷を離れて辺境を【戍】った。
⇒【まも】
「戍」の読みは、「ジュ、まも-る」。熟語は、
[戍守]ジュシュ [戍衛ジュエイ]国境を守る。また、その兵士。
[戍卒]ジュソツ 城塞などを守る兵卒。警固の兵士。
[戍兵]ジュヘイ 辺境を守る兵。
「戍」の似た文字に、「戉」、「戊」、「戌」がある。
「戉」の読みは、「エツ、まさかり」。「鉞」の原字。熟語は、「斧戉」(フエツ)。
「戊」の読みは、「ボ、ボウ、つちのえ」。熟語は、「戊辰戦争」(ボシンセンソウ)、「戊夜」(ボヤ)。
「戌」の読みは、「ジュツ、いぬ」。熟語は、「屈戌」(クツジュツ)、「戌亥・乾」(いぬい)。
⇒【ふる】
「尾大掉わず」(びだいふるわず)=[左伝昭公11年「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉わず」]尾が大き過ぎると自由に動かすことができない。上が弱小で下が強大であって、制御しにくいことのたとえ。(広辞苑)
四字熟語では「尾大不掉」(びだいふとう)。
「掉」の読みは、「トウ、チョウ、ふる-う」。熟語は、
[掉尾]トウビ・チョウビ 尻尾(しっぽ)をふる。物事の最後が勢いの盛んなさま。物事の最後。
[掉尾を飾る](とうびをかざる) ものごとの最後をりっぱにしめくくる。※「掉尾」は本来は「ちょうび」と読み、つかまえられた魚が死ぬ直前に尾をふるうこと。転じて、終わり・最後の意。
27.家郷を離れて辺境を【戍】った。
⇒【まも】
「戍」の読みは、「ジュ、まも-る」。熟語は、
[戍守]ジュシュ [戍衛ジュエイ]国境を守る。また、その兵士。
[戍卒]ジュソツ 城塞などを守る兵卒。警固の兵士。
[戍兵]ジュヘイ 辺境を守る兵。
「戍」の似た文字に、「戉」、「戊」、「戌」がある。
「戉」の読みは、「エツ、まさかり」。「鉞」の原字。熟語は、「斧戉」(フエツ)。
「戊」の読みは、「ボ、ボウ、つちのえ」。熟語は、「戊辰戦争」(ボシンセンソウ)、「戊夜」(ボヤ)。
「戌」の読みは、「ジュツ、いぬ」。熟語は、「屈戌」(クツジュツ)、「戌亥・乾」(いぬい)。
2012年2月13日月曜日
【過去問】H21-3 訓読み21-25
連日の降雪で道路は狭くなるばかりです。ホントに長い冬です。
21.【榱】の年輪測定により建築年代が判明した。
⇒【たるき】=屋根の裏板を支えるために、棟から軒に渡す横木。
「榱」の読みは、「スイ、たるき」。
「たるき」の漢字は、「垂木・椽・榱・架」などがある。
「榱」の熟語は、
[榱題]スイダイ たるきの軒下に出たはし。たるきの小ぐち。▽「題」は、先につき出た部分。
[榱椽]スイテン [榱桷スイカク]たるき。▽「椽」は、まるいたるき。「桷」は、四角いたるき。
22.晩秋の【尽】れていく野に佇む。
⇒【すが】 「末枯れる」とも。
【尽れる・末枯れる】(すが‐れる) 盛りが過ぎて衰える。特に、草木の葉先や梢が、冬が近づいて枯れ始める。
23.【憖】なことはしない方がよい。
⇒【なまじ、なまじい】=(「生強い」の意。)できそうもないことを無理につとめるさま。
「憖」の音読みは、「ギン」。熟語は、
[憖憖]ギンギン 笑うさま。うやまいつつしむさま。
24.心中を目顔で【愬】えている。
⇒【うった】
「愬」の読みは、「ソ、サク、うった‐える」。熟語などは、
[告愬]コクソ 〈告遡〉告げ訴える。
[赴愬]フソ 馳せつけてうったえる。
[膚受之愬](フジュのうったえ) はだが切りつけられるような、痛切なうったえ。
※一説に、知らないうちに皮膚に垢がたまるように、じわじわと人を害する讒言(ザンゲン)。その場合は、「フジュのそしり」と読む。「浸潤の譖(そし)り、膚受の愬(うった)え、行われず、明と謂うべきのみ」〔論語〕
25.【遉】に横綱の相撲は見応えがあった。
⇒【さすが】 「流石」とも。
「遉」の読みは、「テイ、さすが」。
⇒「榱」、「尽れる」、「憖」、「愬える」、「遉」と、どれも難しいですね。
21.【榱】の年輪測定により建築年代が判明した。
⇒【たるき】=屋根の裏板を支えるために、棟から軒に渡す横木。
「榱」の読みは、「スイ、たるき」。
「たるき」の漢字は、「垂木・椽・榱・架」などがある。
「榱」の熟語は、
[榱題]スイダイ たるきの軒下に出たはし。たるきの小ぐち。▽「題」は、先につき出た部分。
[榱椽]スイテン [榱桷スイカク]たるき。▽「椽」は、まるいたるき。「桷」は、四角いたるき。
22.晩秋の【尽】れていく野に佇む。
⇒【すが】 「末枯れる」とも。
【尽れる・末枯れる】(すが‐れる) 盛りが過ぎて衰える。特に、草木の葉先や梢が、冬が近づいて枯れ始める。
23.【憖】なことはしない方がよい。
⇒【なまじ、なまじい】=(「生強い」の意。)できそうもないことを無理につとめるさま。
「憖」の音読みは、「ギン」。熟語は、
[憖憖]ギンギン 笑うさま。うやまいつつしむさま。
24.心中を目顔で【愬】えている。
⇒【うった】
「愬」の読みは、「ソ、サク、うった‐える」。熟語などは、
[告愬]コクソ 〈告遡〉告げ訴える。
[赴愬]フソ 馳せつけてうったえる。
[膚受之愬](フジュのうったえ) はだが切りつけられるような、痛切なうったえ。
※一説に、知らないうちに皮膚に垢がたまるように、じわじわと人を害する讒言(ザンゲン)。その場合は、「フジュのそしり」と読む。「浸潤の譖(そし)り、膚受の愬(うった)え、行われず、明と謂うべきのみ」〔論語〕
25.【遉】に横綱の相撲は見応えがあった。
⇒【さすが】 「流石」とも。
「遉」の読みは、「テイ、さすが」。
⇒「榱」、「尽れる」、「憖」、「愬える」、「遉」と、どれも難しいですね。
2012年2月4日土曜日
【過去問】H21-3 音読み19-20
今日は勉強です。
19.【鳧脛】短しといえども之をつがば則ち憂えん。
⇒【フケイ】=カモの足。出題文の出典は荘子から。
[鳧脛雖短続(續)之則憂]
(かものはぎみじかしといえどもこれをつがばすなわちうれえん)
(意味)カモの足が短いからといって、これをつぎ足して長くしてやれば、カモはかえって困ってしまう。天地自然の物には、それぞれ、それにふさわしい特色があるのだから、むやみに、それを増減したり、改めたりせず、本来の状態に安んじているべきだというたとえ。
「鶴脛雖長断之則悲(カクケイながしといえどもこれをたたばすなわちかなしまん)」とも。
「鳧脛雖短、続之則憂、鶴脛雖長、断之則悲=鳧(かも)の脛(はぎ)短しと雖(いえど)も、之(これ)を続(つ)がば則(すなわ)ち憂へん、鶴の脛長しと雖も、之を断たば則ち悲しまん」
「鳧」の読みは、「フ、かも、けり」。他の熟語は、
[飛鳧]ヒフ 空をとぶ水鳥。
[鳧鴨]フオウ カモやアヒル。また、水に浮かんでいる水鳥の総称。
[鳧舟]フシュウ [鳧船(フセン)・鳧舫(フボウ)]カモの形をした舟。また、カモの形を彫りつけた舟。
[鳧藻]フソウ 喜んで、はしゃぎまわること。騒ぐこと。※この「藻」は、噪(ソウ)・騒と同じ。
⇒「鳧(けり)をつける」はよく使う言葉。「けり」は、「物事の結着。きまり。過去の助動詞「けり」に当てて用いられる」。
「脛」の読みは、「ケイ、すね、はぎ」。他の熟語、言葉は、
[脛脛]ケイケイ 正直なさま。まっすぐなさま。
[脛巾]はばき 脚半(キャハン)。すねあて。
[臑脛の延びた奴](すねはぎののびたやつ) いたずらに背丈ばかり高く、物の用に立たない者をののしっていう語。
[長者の脛に味噌をぬる](ちょうじゃのはぎにみそをぬる) あり余った上にさらに物を加える。
[脛に疵持てば笹原走る](すねにきずもてばささはらはしる) 心にやましいところのある者は、ちょっとしたことにもおびえ、世の中をこそこそと生きていかなければならないというたとえ。※うしろ暗いところのある者は、風にさやさやと鳴る笹の葉音にもおびえて走り出す意から。
[鶴の脛も切るべからず](つるのはぎもきるべからず) ものにはそれぞれ固有の性質があるから、それを無視してむりに変えようとしてはならないということ。※「脛」はすねのこと。長すぎるように思える鶴のすねも、鶴にとって必要な長さなので切ってはならないの意から。「鴨(かも)の足も継ぐべからず、鶴の脛も切るべからず」と続けてもいう。
20.【杙】を以て楹と為す。
⇒【ヨク】 小さいくいを家の太い柱とする。つまらぬ人間を重く用いることのたとえ。
四字熟語では、
【以杙為楹】(いよくいえい) 小さなくいを大黒柱に用いる。つまらぬ人物を誤って重く用いることのたとえ。※「杙」は牛や馬をつなぐ、くい。「楹」は丸く太い柱。「杙(よく)を以(もっ)て楹(えい)を為(な)す」が書き下し文。
「杙」の読みは、「ヨク、くい」。
19.【鳧脛】短しといえども之をつがば則ち憂えん。
⇒【フケイ】=カモの足。出題文の出典は荘子から。
[鳧脛雖短続(續)之則憂]
(かものはぎみじかしといえどもこれをつがばすなわちうれえん)
(意味)カモの足が短いからといって、これをつぎ足して長くしてやれば、カモはかえって困ってしまう。天地自然の物には、それぞれ、それにふさわしい特色があるのだから、むやみに、それを増減したり、改めたりせず、本来の状態に安んじているべきだというたとえ。
「鶴脛雖長断之則悲(カクケイながしといえどもこれをたたばすなわちかなしまん)」とも。
「鳧脛雖短、続之則憂、鶴脛雖長、断之則悲=鳧(かも)の脛(はぎ)短しと雖(いえど)も、之(これ)を続(つ)がば則(すなわ)ち憂へん、鶴の脛長しと雖も、之を断たば則ち悲しまん」
「鳧」の読みは、「フ、かも、けり」。他の熟語は、
[飛鳧]ヒフ 空をとぶ水鳥。
[鳧鴨]フオウ カモやアヒル。また、水に浮かんでいる水鳥の総称。
[鳧舟]フシュウ [鳧船(フセン)・鳧舫(フボウ)]カモの形をした舟。また、カモの形を彫りつけた舟。
[鳧藻]フソウ 喜んで、はしゃぎまわること。騒ぐこと。※この「藻」は、噪(ソウ)・騒と同じ。
⇒「鳧(けり)をつける」はよく使う言葉。「けり」は、「物事の結着。きまり。過去の助動詞「けり」に当てて用いられる」。
「脛」の読みは、「ケイ、すね、はぎ」。他の熟語、言葉は、
[脛脛]ケイケイ 正直なさま。まっすぐなさま。
[脛巾]はばき 脚半(キャハン)。すねあて。
[臑脛の延びた奴](すねはぎののびたやつ) いたずらに背丈ばかり高く、物の用に立たない者をののしっていう語。
[長者の脛に味噌をぬる](ちょうじゃのはぎにみそをぬる) あり余った上にさらに物を加える。
[脛に疵持てば笹原走る](すねにきずもてばささはらはしる) 心にやましいところのある者は、ちょっとしたことにもおびえ、世の中をこそこそと生きていかなければならないというたとえ。※うしろ暗いところのある者は、風にさやさやと鳴る笹の葉音にもおびえて走り出す意から。
[鶴の脛も切るべからず](つるのはぎもきるべからず) ものにはそれぞれ固有の性質があるから、それを無視してむりに変えようとしてはならないということ。※「脛」はすねのこと。長すぎるように思える鶴のすねも、鶴にとって必要な長さなので切ってはならないの意から。「鴨(かも)の足も継ぐべからず、鶴の脛も切るべからず」と続けてもいう。
20.【杙】を以て楹と為す。
⇒【ヨク】 小さいくいを家の太い柱とする。つまらぬ人間を重く用いることのたとえ。
四字熟語では、
【以杙為楹】(いよくいえい) 小さなくいを大黒柱に用いる。つまらぬ人物を誤って重く用いることのたとえ。※「杙」は牛や馬をつなぐ、くい。「楹」は丸く太い柱。「杙(よく)を以(もっ)て楹(えい)を為(な)す」が書き下し文。
「杙」の読みは、「ヨク、くい」。
2012年1月30日月曜日
【過去問】H21-3 音読み16-18
昨日の漢検で、担当者の日間違いで受検できなかった事故があったとのこと。
協会ではさっそく再試験の設定などの対応を打ち出していることがHPに発表されている。
なかなか発生しないミスだが、人間のやることに間違いはつきもの。(その後の対応が大事。)
受検者には勉強時間が延びたと思って気を取り直して頑張ってほしいですね。
16.淫祀邪教として【禁遏】を加えられた。
⇒【キンアツ】=おしとどめてやめさせること。
[淫祀]インシ まつるべきでない神をまつること。
「遏」の読みは、「アツ、とど-める」。他の熟語は、
[遏雲]アツウン 空を流れ行く雲までもおしとどめる。すぐれた音楽や歌声を形容する。
※「列子」湯問篇の「声振林木、響遏行雲=声は林木を振(ふる)わせ、響(ひび)きは行雲を遏(とど)む」から。
⇒「遏雲の曲」ともいう。流れる雲を止めるという表現はいかにも中国らしい。
[遏絶]アツゼツ おしとどめて物事をさせない。一族を残らず滅ぼす。
四字熟語は、
【遏悪揚善】(あつあくようぜん) 悪をおしとどめて、善を広く天下にあらわすこと。欠点をおさえ、長所を誉めること。
※「遏」はふさぎとどめる。「揚」は称揚する。広める。「悪(あく)を遏(とど)め善(ぜん)を揚(あ)ぐ」が書き下し文。
17.山の【皺襞】が深い谿を刻している。
⇒【シュウヘキ】=しわ。ひだ。衣服のしわ、山脈のひだ、舌粘膜のひだなど。
「谿」の読みは、「ケイ、たに、たにがわ」。同義語は「渓」。
「皺」の読みは、「シュウ、スウ、しわ、しわ-む」。他の熟語は、
[皺月]シュウゲツ 波に映っている月。
「襞」の読みは、「ヘキ、ヒャク、ひだ」。他の熟語は、
[襞襀]ヘキセキ 〈襞積〉衣服のひだ。
18.【殄滅】の宿運を免れなかった。
⇒【テンメツ】=滅び絶える。また、滅ぼし絶やす。
「殄」の読みは、「テン、つ-きる、つ-くす」。他の熟語は、
[殄瘁]テンスイ やみ疲れる。人口が減少し国力が衰えること。
[誅殄]チュウテン 罪をせめてほろぼす。
[戡殄]カンテン 皆ごろしにする。絶滅。
[撲殄]ボクテン うち滅ぼす。
⇒「皺」=シュウ、「殄」=テンの読みが難しいですね。
協会ではさっそく再試験の設定などの対応を打ち出していることがHPに発表されている。
なかなか発生しないミスだが、人間のやることに間違いはつきもの。(その後の対応が大事。)
受検者には勉強時間が延びたと思って気を取り直して頑張ってほしいですね。
16.淫祀邪教として【禁遏】を加えられた。
⇒【キンアツ】=おしとどめてやめさせること。
[淫祀]インシ まつるべきでない神をまつること。
「遏」の読みは、「アツ、とど-める」。他の熟語は、
[遏雲]アツウン 空を流れ行く雲までもおしとどめる。すぐれた音楽や歌声を形容する。
※「列子」湯問篇の「声振林木、響遏行雲=声は林木を振(ふる)わせ、響(ひび)きは行雲を遏(とど)む」から。
⇒「遏雲の曲」ともいう。流れる雲を止めるという表現はいかにも中国らしい。
[遏絶]アツゼツ おしとどめて物事をさせない。一族を残らず滅ぼす。
四字熟語は、
【遏悪揚善】(あつあくようぜん) 悪をおしとどめて、善を広く天下にあらわすこと。欠点をおさえ、長所を誉めること。
※「遏」はふさぎとどめる。「揚」は称揚する。広める。「悪(あく)を遏(とど)め善(ぜん)を揚(あ)ぐ」が書き下し文。
17.山の【皺襞】が深い谿を刻している。
⇒【シュウヘキ】=しわ。ひだ。衣服のしわ、山脈のひだ、舌粘膜のひだなど。
「谿」の読みは、「ケイ、たに、たにがわ」。同義語は「渓」。
「皺」の読みは、「シュウ、スウ、しわ、しわ-む」。他の熟語は、
[皺月]シュウゲツ 波に映っている月。
「襞」の読みは、「ヘキ、ヒャク、ひだ」。他の熟語は、
[襞襀]ヘキセキ 〈襞積〉衣服のひだ。
18.【殄滅】の宿運を免れなかった。
⇒【テンメツ】=滅び絶える。また、滅ぼし絶やす。
「殄」の読みは、「テン、つ-きる、つ-くす」。他の熟語は、
[殄瘁]テンスイ やみ疲れる。人口が減少し国力が衰えること。
[誅殄]チュウテン 罪をせめてほろぼす。
[戡殄]カンテン 皆ごろしにする。絶滅。
[撲殄]ボクテン うち滅ぼす。
⇒「皺」=シュウ、「殄」=テンの読みが難しいですね。
2012年1月28日土曜日
【過去問】H21-3 音読み13-15
13.【蒼朮】を飲み発汗を促す。
⇒【ソウジュツ】=キク科植物のオケラの漢名。また、オケラ類の根茎を乾燥した漢方生薬。
「朮」の読みは、「ジュツ、シュツ、チュツ、おけら」。他の熟語は、
【白朮】(びゃく‐じゅつ) 中国中部原産のキク科オケラ属植物の根茎の周皮をはぎ除いた漢方生薬。
【朮羹艾酒】(じゅっこうがいしゅ) 薬草を入れた吸い物とヨモギを入れたお酒。※「羹」は羹(あつもの)、吸い物のこと。「艾」はヨモギ。中国洛陽(らくよう)で、節句を祝って作ったといわれる。
14.【紐釦】に意匠が凝らしてある。
⇒【チュウコウ】=ひもを曲げてつくったぼたん。
「釦」の読みは、「コウ、ボタン」。他の熟語は特になし。
15.【饕餮】厭くを知らざる人物であった。
⇒【トウテツ】=財貨・金銭をむさぼること。
「饕」の読みは、「トウ、むさぼ-る」。
「餮」の読みは、「テツ、むさぼ-る」。他の熟語は、
[饕餮文]トウテツモン 殷・周時代の青銅器など、祭器に使われた模様。饕餮(怪獣の名)の形を模した中国古代固有のもの。▽邪気をはらう力を秘めたものとされる。
⇒「饕餮」は怪獣の名でもあり、「竜の九匹の子(九子)の一匹で、飲食を好むとされる。殷・周の頃、その姿を銅器などに刻んで飾りとした。」という。
⇒【ソウジュツ】=キク科植物のオケラの漢名。また、オケラ類の根茎を乾燥した漢方生薬。
「朮」の読みは、「ジュツ、シュツ、チュツ、おけら」。他の熟語は、
【白朮】(びゃく‐じゅつ) 中国中部原産のキク科オケラ属植物の根茎の周皮をはぎ除いた漢方生薬。
【朮羹艾酒】(じゅっこうがいしゅ) 薬草を入れた吸い物とヨモギを入れたお酒。※「羹」は羹(あつもの)、吸い物のこと。「艾」はヨモギ。中国洛陽(らくよう)で、節句を祝って作ったといわれる。
14.【紐釦】に意匠が凝らしてある。
⇒【チュウコウ】=ひもを曲げてつくったぼたん。
「釦」の読みは、「コウ、ボタン」。他の熟語は特になし。
15.【饕餮】厭くを知らざる人物であった。
⇒【トウテツ】=財貨・金銭をむさぼること。
「饕」の読みは、「トウ、むさぼ-る」。
「餮」の読みは、「テツ、むさぼ-る」。他の熟語は、
[饕餮文]トウテツモン 殷・周時代の青銅器など、祭器に使われた模様。饕餮(怪獣の名)の形を模した中国古代固有のもの。▽邪気をはらう力を秘めたものとされる。
⇒「饕餮」は怪獣の名でもあり、「竜の九匹の子(九子)の一匹で、飲食を好むとされる。殷・周の頃、その姿を銅器などに刻んで飾りとした。」という。
2012年1月22日日曜日
【過去問】H21-3 音読み11-12
過去問の勉強は昨年12月20日以来の久しぶりです。今年も大幅な漢字力アップを目指すぞー!
11.周辺に【陪冢】数基を見る。
⇒【バイチョウ】=大きな古墳に近接してある小さい古墳。近親者や従者を葬ったと伝えるが、特定の副葬品のみを納めたものもある。
「冢」の読みは、「チョウ、つか」。他の熟語は、
[冢塋]チョウエイ 盛り土をした墓。墳墓。
[冢君]チョウクン 君主。大君。
[冢土]チョウド [冢社(チョウシャ)]土地の守護神。
[丘冢]キュウチョウ [丘墓(キュウボ)]丘のように小高く築いた墓。
[冢中枯骨](ちょうちゅうのここつ) 無能で何のとりえもないこと。※墓の中の白骨の意から。「冢」は墓、墓塚。「枯骨」は朽ち果てた骨。
12.下命を拝して【帷幄】に参ずる。
⇒【イアク】=たれ幕。戦場で、幕を張りめぐらし、作戦計画を立てる場所。
[帷幄に参ず](いあくにさんず) 軍事機密の相談に加わる。
「帷」の読みは、「イ、とばり」。周囲を取り巻いて垂らす幕。
「幄」の読みは、「アク、とばり」。上から屋根のようにおおったまく。
他の熟語等は、
[帷幄之臣](イアクのシン) 陣営にいて、作戦計画をたてる臣下。転じて、参謀。
【帷幄上奏】(いあく‐じょうそう) 明治憲法下、一般の国務外におかれた軍の指揮・統帥に関する事項について、統帥機関たる参謀総長(陸軍)・軍令部総長(海軍)が閣議を経ずに直接天皇に上奏すること。
【帷牆】(い‐しょう) ひきまくとかきね。近侍の臣妾をいう。
【帷牆の制】(いしょう‐の‐せい) 君主が近侍の臣妾のために牽制けんせいされること。
【帷を下す】(いをくだす) (帷を下ろして読書をする意から)塾を開いて教授する。
【経帷子】(きょう‐かたびら) 仏式で葬る時、死者に着せる着物。
【寒に帷子土用に布子】(かんにかたびらどようにぬのこ) 時節はずれの用のないもの。
⇒「帷幄」については、次の有名な言葉がある。
【籌を帷幄の中に運らし、勝ちを千里の外に決す】(はかりごとをいあくのうちにめぐらし、かちをせんりのそとにけっす)
計略・計画の巧みなことのたとえ。戦術に対して、戦略がすぐれていること。
※「籌」は計略。「帷幄」は垂れ幕と引き幕のことから、幕を張りめぐらした本陣・本営の意。「千里の外」は遠く離れた場所。本陣の中で作戦を練り、遠くの戦場で勝利を決める意から。「籌策(ちゅうさく)を帷帳(いちょう)の中に運らし、勝ちを千里の外に決す」ともいう。
11.周辺に【陪冢】数基を見る。
⇒【バイチョウ】=大きな古墳に近接してある小さい古墳。近親者や従者を葬ったと伝えるが、特定の副葬品のみを納めたものもある。
「冢」の読みは、「チョウ、つか」。他の熟語は、
[冢塋]チョウエイ 盛り土をした墓。墳墓。
[冢君]チョウクン 君主。大君。
[冢土]チョウド [冢社(チョウシャ)]土地の守護神。
[丘冢]キュウチョウ [丘墓(キュウボ)]丘のように小高く築いた墓。
[冢中枯骨](ちょうちゅうのここつ) 無能で何のとりえもないこと。※墓の中の白骨の意から。「冢」は墓、墓塚。「枯骨」は朽ち果てた骨。
12.下命を拝して【帷幄】に参ずる。
⇒【イアク】=たれ幕。戦場で、幕を張りめぐらし、作戦計画を立てる場所。
[帷幄に参ず](いあくにさんず) 軍事機密の相談に加わる。
「帷」の読みは、「イ、とばり」。周囲を取り巻いて垂らす幕。
「幄」の読みは、「アク、とばり」。上から屋根のようにおおったまく。
他の熟語等は、
[帷幄之臣](イアクのシン) 陣営にいて、作戦計画をたてる臣下。転じて、参謀。
【帷幄上奏】(いあく‐じょうそう) 明治憲法下、一般の国務外におかれた軍の指揮・統帥に関する事項について、統帥機関たる参謀総長(陸軍)・軍令部総長(海軍)が閣議を経ずに直接天皇に上奏すること。
【帷牆】(い‐しょう) ひきまくとかきね。近侍の臣妾をいう。
【帷牆の制】(いしょう‐の‐せい) 君主が近侍の臣妾のために牽制けんせいされること。
【帷を下す】(いをくだす) (帷を下ろして読書をする意から)塾を開いて教授する。
【経帷子】(きょう‐かたびら) 仏式で葬る時、死者に着せる着物。
【寒に帷子土用に布子】(かんにかたびらどようにぬのこ) 時節はずれの用のないもの。
⇒「帷幄」については、次の有名な言葉がある。
【籌を帷幄の中に運らし、勝ちを千里の外に決す】(はかりごとをいあくのうちにめぐらし、かちをせんりのそとにけっす)
計略・計画の巧みなことのたとえ。戦術に対して、戦略がすぐれていること。
※「籌」は計略。「帷幄」は垂れ幕と引き幕のことから、幕を張りめぐらした本陣・本営の意。「千里の外」は遠く離れた場所。本陣の中で作戦を練り、遠くの戦場で勝利を決める意から。「籌策(ちゅうさく)を帷帳(いちょう)の中に運らし、勝ちを千里の外に決す」ともいう。
2011年12月20日火曜日
【過去問】H21-3 音読み6-10
月曜夜の漢検5本ノックです。昨夜は町内の皆済(かいせい)で飲み、明日は仕事で飲み、次々と宴会が入っています。
この時期、皆さんも私も肝臓を労わりましょう。
6.九天の【雨潦】一時に降るかと思われた。
⇒【ウロウ】=雨が降ってできた水たまり。雨による出水。
「潦」の読みは、「ロウ、にわたずみ」。他の熟語は、
[潦水]ロウスイ 雨が降って、庭などにたまったたまり水。にわたずみ。
[潦草]ロウソウ 投げやりで、そそっかしいこと。
[潦倒]ロウトウ 老衰して張りをなくしてだれたさま。落ちぶれるさま。
[庭潦]テイロウ 庭のたまり水。
[旱潦]カンロウ ひでりと、大雨。▽「潦」は、長雨。
いさら‐みず【細小水・水潦・潦水】 少しあふれこぼれ出る水。
7.識者の【嗤笑】を招きかねない。
⇒【シショウ】=あざけりわらう。
「嗤」の読みは、「シ、わら‐う」。他の熟語は、
[嗤誚]シショウ あざけりなじる。▽「誚」は、それとなく人を批判すること。
[嗤詆]シテイ わらいそしる。▽「詆」は、そしる。
[嗤鄙]シヒ あざわらって卑しむ。
8.殿には【上廁】の際にも護衛がついた。
⇒【ジョウシ】=便所に入ること。
「廁」の読みは、「シ、かわや」。他の熟語は、
[溷廁]コンシ 便所。かわや。
[雑廁]ザッシ いろいろなものが入りまじる。▽「廁」は、そばにくっつく。
9.【髫齔】よりして大器の片鱗を窺わせた。
⇒【チョウシン】=七、八歳の子どものこと。▽「齔」は、歯の抜けかわること。
「髫」の読みは、「チョウ、うない」。「たれがみ。うなじのあたりまで垂れさがっている、子どもの髪。」の意。他の熟語は、
[髫歯(齒)]チョウシ 垂れ髪の年頃。いとけない者。▽「歯」は、年齢。
[髫髪(髮)]チョウハツ うない子どもの垂れ髪。子ども。幼児。
[垂髫]スイチョウ 子どものこと。▽おさげ髪をたらしていることから。
【黄髪垂髫】(こうはつすいちょう) 老人の黄色に変じた髪と、幼児のおさげ髪。老人と幼児のこと。
「齔」の読みは、「シン」。歯が抜けかわる、歯の抜けかわる頃の子ども、の意。熟語は、
[齔童]シンドウ 乳歯が抜けかわって永久歯になる年頃の子ども。七、八歳の子ども。
10.【糧餉】が乏しくなった。
⇒【リョウショウ】=糧食。かて。かれい。
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ 食べ物をおくること。おくり物。
[餉饋]ショウキ 食糧をおくり届けること。軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ 兵糧をおくり届ける。兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
⇒「雨潦」、「上廁」、「髫齔」など難しいですね。さて、日が替わりました。勉強はここまで。
この時期、皆さんも私も肝臓を労わりましょう。
6.九天の【雨潦】一時に降るかと思われた。
⇒【ウロウ】=雨が降ってできた水たまり。雨による出水。
「潦」の読みは、「ロウ、にわたずみ」。他の熟語は、
[潦水]ロウスイ 雨が降って、庭などにたまったたまり水。にわたずみ。
[潦草]ロウソウ 投げやりで、そそっかしいこと。
[潦倒]ロウトウ 老衰して張りをなくしてだれたさま。落ちぶれるさま。
[庭潦]テイロウ 庭のたまり水。
[旱潦]カンロウ ひでりと、大雨。▽「潦」は、長雨。
いさら‐みず【細小水・水潦・潦水】 少しあふれこぼれ出る水。
7.識者の【嗤笑】を招きかねない。
⇒【シショウ】=あざけりわらう。
「嗤」の読みは、「シ、わら‐う」。他の熟語は、
[嗤誚]シショウ あざけりなじる。▽「誚」は、それとなく人を批判すること。
[嗤詆]シテイ わらいそしる。▽「詆」は、そしる。
[嗤鄙]シヒ あざわらって卑しむ。
8.殿には【上廁】の際にも護衛がついた。
⇒【ジョウシ】=便所に入ること。
「廁」の読みは、「シ、かわや」。他の熟語は、
[溷廁]コンシ 便所。かわや。
[雑廁]ザッシ いろいろなものが入りまじる。▽「廁」は、そばにくっつく。
9.【髫齔】よりして大器の片鱗を窺わせた。
⇒【チョウシン】=七、八歳の子どものこと。▽「齔」は、歯の抜けかわること。
「髫」の読みは、「チョウ、うない」。「たれがみ。うなじのあたりまで垂れさがっている、子どもの髪。」の意。他の熟語は、
[髫歯(齒)]チョウシ 垂れ髪の年頃。いとけない者。▽「歯」は、年齢。
[髫髪(髮)]チョウハツ うない子どもの垂れ髪。子ども。幼児。
[垂髫]スイチョウ 子どものこと。▽おさげ髪をたらしていることから。
【黄髪垂髫】(こうはつすいちょう) 老人の黄色に変じた髪と、幼児のおさげ髪。老人と幼児のこと。
「齔」の読みは、「シン」。歯が抜けかわる、歯の抜けかわる頃の子ども、の意。熟語は、
[齔童]シンドウ 乳歯が抜けかわって永久歯になる年頃の子ども。七、八歳の子ども。
10.【糧餉】が乏しくなった。
⇒【リョウショウ】=糧食。かて。かれい。
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ 食べ物をおくること。おくり物。
[餉饋]ショウキ 食糧をおくり届けること。軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ 兵糧をおくり届ける。兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
⇒「雨潦」、「上廁」、「髫齔」など難しいですね。さて、日が替わりました。勉強はここまで。
2011年12月18日日曜日
【過去問】H21-3 音読み1-5
休日朝の漢検5本ノックです。
1.【丱角】より学に志が有った。
⇒【カンカク】=①昔の子どもの髪型の一つ。あげまき。つのがみ。②幼い子ども。
「丱」の読みは、「カン、ケン、あげまき」。他の熟語は、
[丱女]カンジョ 髪をあげまきに結った幼女。
[丱童]カンドウ 髪をあげまきに結った幼い子ども。
2.【関雎】の楽しみを享受する。
⇒【カンショ】=、「詩経」の篇名で、周の文王とそのきさきの穏やかな愛情をうたったもの。
「雎」の読みは、「ショ、みさご」。四字熟語として、
[関雎之化]カンショのカ 関雎の詩の教化。夫婦の間が和やかで、家庭がうまくいっていること。
3.【卓犖】不羈の論を作して名声を得た。
⇒【タクラク】=高くぬきでる。非常にすぐれていること。
「犖」の読みは、「ラク」。まだらうし、すぐれるの意。他の熟語は、
[犖确]ラクカク 山に大きな石がたくさんあり、その一つ一つが目立つさま。
4.容易なことで落ちる【賊寨】ではない。
⇒【ゾクサイ】=賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。
「寨」の読みは、「サイ、とりで」。同義語は、砦(サイ)、塞(サイ)。
5.非望を【覬覦】するの愚を犯していた。
⇒【キユ】=下の者が上のことをのぞむ。身分不相応なことをのぞむこと。
「覬」、「覦」ともに身分不相応なことをねがう意。
「覬」の読みは、「キ、のぞ‐む」。
「覦」の読みは、「ユ」。のぞむ、ねがうの意。
⇒特に「卓犖」、「覬覦」の読みが難しいですね。
1.【丱角】より学に志が有った。
⇒【カンカク】=①昔の子どもの髪型の一つ。あげまき。つのがみ。②幼い子ども。
「丱」の読みは、「カン、ケン、あげまき」。他の熟語は、
[丱女]カンジョ 髪をあげまきに結った幼女。
[丱童]カンドウ 髪をあげまきに結った幼い子ども。
2.【関雎】の楽しみを享受する。
⇒【カンショ】=、「詩経」の篇名で、周の文王とそのきさきの穏やかな愛情をうたったもの。
「雎」の読みは、「ショ、みさご」。四字熟語として、
[関雎之化]カンショのカ 関雎の詩の教化。夫婦の間が和やかで、家庭がうまくいっていること。
3.【卓犖】不羈の論を作して名声を得た。
⇒【タクラク】=高くぬきでる。非常にすぐれていること。
「犖」の読みは、「ラク」。まだらうし、すぐれるの意。他の熟語は、
[犖确]ラクカク 山に大きな石がたくさんあり、その一つ一つが目立つさま。
4.容易なことで落ちる【賊寨】ではない。
⇒【ゾクサイ】=賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。
「寨」の読みは、「サイ、とりで」。同義語は、砦(サイ)、塞(サイ)。
5.非望を【覬覦】するの愚を犯していた。
⇒【キユ】=下の者が上のことをのぞむ。身分不相応なことをのぞむこと。
「覬」、「覦」ともに身分不相応なことをねがう意。
「覬」の読みは、「キ、のぞ‐む」。
「覦」の読みは、「ユ」。のぞむ、ねがうの意。
⇒特に「卓犖」、「覬覦」の読みが難しいですね。
2011年11月25日金曜日
【過去問】H23-2 訓読み26-30
この時季、酒を飲んで帰って炬燵で寝込むと大変です。それで2日ほど体調を崩した私です。
さて、今日の勉強です。
26.錺職は幾種類もの【鏨】を使う。
⇒【たがね】
「錺」は国字で「かざり」。
27.【訐】きて以て直と為す者を悪む。
⇒【あば】=人の秘密・悪事をあきらかにして、面と向かっていう。
出題は論語の一節から。
「訐」の音読みは、「ケツ」。熟語は、
[訐私]ケッシ 内情をあばく。
28.夫婦【驩】ばざるを得ず。
⇒【よろこ】
「驩」の音読みは、「カン」。熟語は、
[交歓(歡){驩}〕]コウカン うち解けて交わる。
29.【燠】かなれば即ち趨く。
⇒【あたた】
「燠」の音読みは、「イク、オウ」。熟語は、
[燠燠]イクイク あたたかいさま。
[寒燠]カンイク ①寒さと暑さ。※「寒暑」と同じ。②苦しみと楽しみ。苦楽。
30.白浪天を【掀】げ尽日風吹く。
⇒【あ、かか】
「掀」の音読みは、「キン、ケン」。熟語は、
[掀起]キンキ さっとたちあがる。
[掀掀]キンキン 高くあがるさま。
⇒どれも難しい訓読みですね。あせらず、ゆっくりと行きましょう。
さて、今日の勉強です。
26.錺職は幾種類もの【鏨】を使う。
⇒【たがね】
「錺」は国字で「かざり」。
27.【訐】きて以て直と為す者を悪む。
⇒【あば】=人の秘密・悪事をあきらかにして、面と向かっていう。
出題は論語の一節から。
「訐」の音読みは、「ケツ」。熟語は、
[訐私]ケッシ 内情をあばく。
28.夫婦【驩】ばざるを得ず。
⇒【よろこ】
「驩」の音読みは、「カン」。熟語は、
[交歓(歡){驩}〕]コウカン うち解けて交わる。
29.【燠】かなれば即ち趨く。
⇒【あたた】
「燠」の音読みは、「イク、オウ」。熟語は、
[燠燠]イクイク あたたかいさま。
[寒燠]カンイク ①寒さと暑さ。※「寒暑」と同じ。②苦しみと楽しみ。苦楽。
30.白浪天を【掀】げ尽日風吹く。
⇒【あ、かか】
「掀」の音読みは、「キン、ケン」。熟語は、
[掀起]キンキ さっとたちあがる。
[掀掀]キンキン 高くあがるさま。
⇒どれも難しい訓読みですね。あせらず、ゆっくりと行きましょう。
2011年11月23日水曜日
【過去問】H23-2 訓読み21-25
低気圧の通過で新潟県内は注意報や警報が出ています。災害等がなければいいんですが。
さて今日の勉強です。
21.袖口の綻びを【絎】ける。
⇒【く】 「絎ける」は、「縫い目が表に見えないように縫う。くけ縫いをする。」。
22.【鸛】は高木の樹頂に営巣する。
⇒【こうのとり】 「鸛」の音読みは、「カン」。熟語は、
[鸛鵲]カンジャク 鳥の名。カラス科の野鳥。カササギ。
23.何か【攫】んだようだ。
⇒【つか】 「攫」の音読みは、「カク」。熟語は、
[攫噬]カクゼイ つかんでかみつく。
[攫搏]カクハク 爪でつかんで、翼でうつ(=搏)。鳥獣が、爪や翼で、えものをとらえること。
[挐攫]ジョカク・ダカク 互いにつかみあう。
[一攫千金]イッカクセンキン いっぺんに、たやすく大金をもうける。
24.【憖】知っていたが故に迷いが生じた。
⇒【なまじ、なまじい】 「生強い」の意だそうです。「憖」の音読みは、「ギン」。熟語は、
[憖憖]ギンギン 笑うさま。うやまいつつしむさま。
25.人々の願望が神話を【孚】んだ。
⇒【はぐく】 「孚」の音読みは、「フ」。熟語は、
[孚育]フイク [孚養(フヨウ)]養い育てること。
[孚信]フシン 心の中にもっているまこと。
今日はここまで。早く寝るとしよう。
さて今日の勉強です。
21.袖口の綻びを【絎】ける。
⇒【く】 「絎ける」は、「縫い目が表に見えないように縫う。くけ縫いをする。」。
22.【鸛】は高木の樹頂に営巣する。
⇒【こうのとり】 「鸛」の音読みは、「カン」。熟語は、
[鸛鵲]カンジャク 鳥の名。カラス科の野鳥。カササギ。
23.何か【攫】んだようだ。
⇒【つか】 「攫」の音読みは、「カク」。熟語は、
[攫噬]カクゼイ つかんでかみつく。
[攫搏]カクハク 爪でつかんで、翼でうつ(=搏)。鳥獣が、爪や翼で、えものをとらえること。
[挐攫]ジョカク・ダカク 互いにつかみあう。
[一攫千金]イッカクセンキン いっぺんに、たやすく大金をもうける。
24.【憖】知っていたが故に迷いが生じた。
⇒【なまじ、なまじい】 「生強い」の意だそうです。「憖」の音読みは、「ギン」。熟語は、
[憖憖]ギンギン 笑うさま。うやまいつつしむさま。
25.人々の願望が神話を【孚】んだ。
⇒【はぐく】 「孚」の音読みは、「フ」。熟語は、
[孚育]フイク [孚養(フヨウ)]養い育てること。
[孚信]フシン 心の中にもっているまこと。
今日はここまで。早く寝るとしよう。
2011年11月17日木曜日
【過去問】H23-2 音読み16-20
日本女子バレー頑張れ!前回の続きを勉強しましょ!
16.群鳥【胙余】を幸いに云う。
⇒【ソヨ】=供え物の肉の余り。
「胙」の読みは、「ソ、ひもろぎ」。
「ひもろぎ」は「祭りのときに、重ねて神に供えた肉。」他の熟語は、
[胙俎]ソソ 祭りのとき神に供える肉をのせる台。
[胙肉]ソニク 祭りのとき、神に供え、祭りがすんでから人々に配る肉。ひもろぎ。
17.童奴は【哂笑】し妻子は罵る。
⇒【シンショウ】=ばかにしてわらう。あざわらう。
「哂」の読みは、「シン、わら‐う」。他の熟語は、
[哂歎]シンタン 〈哂嘆〉わらうことと嘆くこと。また、わらいと嘆き。
18.【杲乎】として天に登るが如し。
⇒【コウコ】=高いさま。
「杲」の読みは、「コウ、あき‐らか」。他の熟語は、
[杲杲]コウコウ 日の光りが輝くさま。
19.鴻雁翔天の翼あれども【栩栩】の捷なし。
⇒【クク】=よろこびあそぶさま。
「栩」の読みは、「ク、くぬぎ」。
20.宮廷の花木嬋姸として【朝暾】に媚ぶ。
⇒【チョウトン】=まるい朝の太陽。
「嬋姸」(センケン)は「軽やかに身をくねらせるあでやかな女性。転じて、詩では花・月などの美しさを形容するのに用いる。」
「暾」の読みは、「トン」。「あさひ。日の出」の意。他の熟語は、
[暾暾]トントン 日が明らかでさかんなさま。
本日はここまで。TVも見たいが、頼母子に行かなくちゃ・・・。
(参考辞典) 漢字源、字通
16.群鳥【胙余】を幸いに云う。
⇒【ソヨ】=供え物の肉の余り。
「胙」の読みは、「ソ、ひもろぎ」。
「ひもろぎ」は「祭りのときに、重ねて神に供えた肉。」他の熟語は、
[胙俎]ソソ 祭りのとき神に供える肉をのせる台。
[胙肉]ソニク 祭りのとき、神に供え、祭りがすんでから人々に配る肉。ひもろぎ。
17.童奴は【哂笑】し妻子は罵る。
⇒【シンショウ】=ばかにしてわらう。あざわらう。
「哂」の読みは、「シン、わら‐う」。他の熟語は、
[哂歎]シンタン 〈哂嘆〉わらうことと嘆くこと。また、わらいと嘆き。
18.【杲乎】として天に登るが如し。
⇒【コウコ】=高いさま。
「杲」の読みは、「コウ、あき‐らか」。他の熟語は、
[杲杲]コウコウ 日の光りが輝くさま。
19.鴻雁翔天の翼あれども【栩栩】の捷なし。
⇒【クク】=よろこびあそぶさま。
「栩」の読みは、「ク、くぬぎ」。
20.宮廷の花木嬋姸として【朝暾】に媚ぶ。
⇒【チョウトン】=まるい朝の太陽。
「嬋姸」(センケン)は「軽やかに身をくねらせるあでやかな女性。転じて、詩では花・月などの美しさを形容するのに用いる。」
「暾」の読みは、「トン」。「あさひ。日の出」の意。他の熟語は、
[暾暾]トントン 日が明らかでさかんなさま。
本日はここまで。TVも見たいが、頼母子に行かなくちゃ・・・。
(参考辞典) 漢字源、字通
2011年11月15日火曜日
【過去問】H23-2 音読み11-15
北海道は雪が降り、気温も下がり、いよいよ冬シーズンです。
♪季節の変わり目を あなたの心で知るなんて もう恋ももう恋も終わるのね~♪
おっと、思わず「秋冬」の歌詞が出てしまいました。
11.【蓖麻】を栽培して油をとる。
⇒【ヒマ】=トウゴマの漢名。
12.農民たちは【翕然】として一揆を結んだ。
⇒【キュウゼン】=あつまりあうさま。ぴったりと一致するさま。
「翕」の読みは、「キュウ、あつ‐まる」。他の熟語は、
[翕赫]キュウカク 物事の盛んで激しいさま。
[翕合]キュウゴウ 多くの物をあわせあつめる。多くのものがあつまる。
[翕如]キュウジョ 多くの楽器がいっせいにそろって鳴るさま。
13.【闃寂】とした夜の巷を歩む。
⇒【ゲキセキ】=物寂しく静まりかえっていること。
「闃」の読みは、「ゲキ、しず‐か」。他の熟語は、
[闃然]ゲキゼン 人けがなく、ひっそりと静かなさま。
14.古人の意を知って【説懌】する。
⇒【エツエキ】=しこりがほぐれてよろこぶ。▽「懌」は、次々としこりがとれる。
「説」に「エツ」の音がある。
[説楽]エツラク 〈悦楽〉よろこびたのしむ。
「懌」の読みは、「エキ、よろこ‐ぶ」。
15.同異を剖析し、是非を【甄別】する。
⇒【ケンベツ】=はっきり見分ける。区別する。
[剖析]ホウセキ(ボウセキ) 分析する。解決すること。
「甄」の読みは、「ケン、すえ」。他の熟語は、
[甄陶]ケントウ 土をこねて陶器をつくる。
[甄抜(拔)]ケンバツ 人材の優劣を見分けて登用する。
今日の問題は難しいですね。
But、しかし、「学びて時にこれを習う、亦た説(よろこ)ばしからずや」です。
♪季節の変わり目を あなたの心で知るなんて もう恋ももう恋も終わるのね~♪
おっと、思わず「秋冬」の歌詞が出てしまいました。
11.【蓖麻】を栽培して油をとる。
⇒【ヒマ】=トウゴマの漢名。
12.農民たちは【翕然】として一揆を結んだ。
⇒【キュウゼン】=あつまりあうさま。ぴったりと一致するさま。
「翕」の読みは、「キュウ、あつ‐まる」。他の熟語は、
[翕赫]キュウカク 物事の盛んで激しいさま。
[翕合]キュウゴウ 多くの物をあわせあつめる。多くのものがあつまる。
[翕如]キュウジョ 多くの楽器がいっせいにそろって鳴るさま。
13.【闃寂】とした夜の巷を歩む。
⇒【ゲキセキ】=物寂しく静まりかえっていること。
「闃」の読みは、「ゲキ、しず‐か」。他の熟語は、
[闃然]ゲキゼン 人けがなく、ひっそりと静かなさま。
14.古人の意を知って【説懌】する。
⇒【エツエキ】=しこりがほぐれてよろこぶ。▽「懌」は、次々としこりがとれる。
「説」に「エツ」の音がある。
[説楽]エツラク 〈悦楽〉よろこびたのしむ。
「懌」の読みは、「エキ、よろこ‐ぶ」。
15.同異を剖析し、是非を【甄別】する。
⇒【ケンベツ】=はっきり見分ける。区別する。
[剖析]ホウセキ(ボウセキ) 分析する。解決すること。
「甄」の読みは、「ケン、すえ」。他の熟語は、
[甄陶]ケントウ 土をこねて陶器をつくる。
[甄抜(拔)]ケンバツ 人材の優劣を見分けて登用する。
今日の問題は難しいですね。
But、しかし、「学びて時にこれを習う、亦た説(よろこ)ばしからずや」です。
2011年11月8日火曜日
【過去問】H23-2 音読み6-10
しつこい喉の痛みに閉口しています。さあ、今日の勉強です。
6.援軍もなく【糧餉】も尽きた。
⇒【リョウショウ】=食糧。特に、軍隊が行軍する時の食糧。(類)糧食
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ ①食べ物をおくること。②おくり物。
[餉饋]ショウキ [餉餽ショウキ]①食糧をおくり届けること。②軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ ①兵糧をおくり届ける。②兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
[仏餉]ブッショウ 仏壇の前の供え物。
[夕餉]ゆうげ [日本]夕方の食事。→これは馴染み深いね。
7.大小無数の【冢塋】を見る。
⇒【チョウエイ】=盛り土をした墓。墳墓。
「冢」の読みは、「チョウ、つか」。他の熟語は、
[冢土]チョウド [冢社チョウシャ]土地の守護神。
[冢君]チョウクン ①君主。大君。②諸侯を尊敬していうことば。
[冢中枯骨](ちょうちゅう(の)ここつ)
[意味]無能で何のとりえもないこと。
[注記]墓の中の白骨の意から。「冢」は墓、墓塚。「枯骨」は朽ち果てた骨。
[故事]中国後漢の時代末期、孔融(こうゆう)が劉備(りゅうび)に対して、袁術(えんじゅつ)を評したことば。
[出典]「三国志」
「塋」の読みは、「エイ、はか」。他の熟語は、
[塋域]エイイキ [塋地エイチ・塋田エイデン・塋土エイド]墓場。墓地。
8.俊彦を求めて後人を【啓迪】せしめる。
⇒【ケイテキ】=教え導く。教導。
「迪」の読みは、「テキ、みち」。他の熟語は、
[訓迪]クンテキ おしえ導く。また、その人。▽「迪」は、道、みちびく。
「俊彦」(シュンゲン)は「才知のすぐれた立派な人。▽「彦」は、立派な男子。」の意。
出題は書経からの出典。(ちなみに、宮城谷昌光の「天空の舟」下の259頁にも出ている。(文春文庫))
9.文章を吟味して【贅肬】を刪る。
⇒【ゼイユウ】=①いぼ。②余計なもの。役に立たないもの。
「贅」の読みは、「ゼイ、セイ」。「肬」の読みは、「ユウ、いぼ」。
熟語はこの「贅肬」のみを記憶すれば十分ではないか。
10.文字と思しき【楔状】の刻印が認められる。
⇒【ケツジョウ】=くさびの形。
「楔」の読みは、「セツ、ケツ、くさび」。
本日はここまで。ご苦労様でした。
6.援軍もなく【糧餉】も尽きた。
⇒【リョウショウ】=食糧。特に、軍隊が行軍する時の食糧。(類)糧食
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ ①食べ物をおくること。②おくり物。
[餉饋]ショウキ [餉餽ショウキ]①食糧をおくり届けること。②軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ ①兵糧をおくり届ける。②兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
[仏餉]ブッショウ 仏壇の前の供え物。
[夕餉]ゆうげ [日本]夕方の食事。→これは馴染み深いね。
7.大小無数の【冢塋】を見る。
⇒【チョウエイ】=盛り土をした墓。墳墓。
「冢」の読みは、「チョウ、つか」。他の熟語は、
[冢土]チョウド [冢社チョウシャ]土地の守護神。
[冢君]チョウクン ①君主。大君。②諸侯を尊敬していうことば。
[冢中枯骨](ちょうちゅう(の)ここつ)
[意味]無能で何のとりえもないこと。
[注記]墓の中の白骨の意から。「冢」は墓、墓塚。「枯骨」は朽ち果てた骨。
[故事]中国後漢の時代末期、孔融(こうゆう)が劉備(りゅうび)に対して、袁術(えんじゅつ)を評したことば。
[出典]「三国志」
「塋」の読みは、「エイ、はか」。他の熟語は、
[塋域]エイイキ [塋地エイチ・塋田エイデン・塋土エイド]墓場。墓地。
8.俊彦を求めて後人を【啓迪】せしめる。
⇒【ケイテキ】=教え導く。教導。
「迪」の読みは、「テキ、みち」。他の熟語は、
[訓迪]クンテキ おしえ導く。また、その人。▽「迪」は、道、みちびく。
「俊彦」(シュンゲン)は「才知のすぐれた立派な人。▽「彦」は、立派な男子。」の意。
出題は書経からの出典。(ちなみに、宮城谷昌光の「天空の舟」下の259頁にも出ている。(文春文庫))
9.文章を吟味して【贅肬】を刪る。
⇒【ゼイユウ】=①いぼ。②余計なもの。役に立たないもの。
「贅」の読みは、「ゼイ、セイ」。「肬」の読みは、「ユウ、いぼ」。
熟語はこの「贅肬」のみを記憶すれば十分ではないか。
10.文字と思しき【楔状】の刻印が認められる。
⇒【ケツジョウ】=くさびの形。
「楔」の読みは、「セツ、ケツ、くさび」。
本日はここまで。ご苦労様でした。
2011年11月6日日曜日
【過去問】H23-2音読み
一昨日から風邪をひいて、喉が痛くなり熱が出ました。
今日は大分よくなりました。皆さんもご注意ください。
1.【瑇瑁】の簪を挿している。
⇒【タイマイ】=ウミガメ科の爬虫類の名。熱帯の海に生息。その甲羅は黒く、つやがあり、鼈甲(ベッコウ)と呼ばれ、装飾品の材料とした。[同義語]玳瑁・毒冒。
「瑇」「瑁」の両字とも、この熟語だけ記憶しておけばよいと思う。
2.すでに【擣碪】の音も絶えた。
⇒【トウチン】=きぬたをうつ。「擣砧」とも。
「擣」の読みは、「トウ、つ-く、う-つ」。「砧を擣(う)つ」「餅を擣(つ)く(=搗く)」
3.国の未来を謬らせる【荼毒】となる。
⇒【トドク】=非常に苦しめしいたげること。
「荼」の読みは、「ト、ダ、タ、にがな」。他の熟語は、
[荼毘]ダビ [仏教]①火葬。②僧侶の死のこと。
[荼炭]トタン 〈塗炭〉非常に苦しいこと。
4.園内の雑草を【芟除】する。
⇒【サンジョ・センジョ】=雑草などをかって除く。[同義語]刪除。
「芟」の読みは、「サン、セン、か-る」。
5.各地の反乱を悉く【戡定】した。
⇒【カンテイ】=戦争にかって平定する。
「戡」の読みは、「カン、か-つ」。他の熟語は、
[戡殄]カンテン 皆ごろしにする。絶滅。
今回も難しいですね。ゆっくりと楽しみながら身につけましょう。
今日は大分よくなりました。皆さんもご注意ください。
1.【瑇瑁】の簪を挿している。
⇒【タイマイ】=ウミガメ科の爬虫類の名。熱帯の海に生息。その甲羅は黒く、つやがあり、鼈甲(ベッコウ)と呼ばれ、装飾品の材料とした。[同義語]玳瑁・毒冒。
「瑇」「瑁」の両字とも、この熟語だけ記憶しておけばよいと思う。
2.すでに【擣碪】の音も絶えた。
⇒【トウチン】=きぬたをうつ。「擣砧」とも。
「擣」の読みは、「トウ、つ-く、う-つ」。「砧を擣(う)つ」「餅を擣(つ)く(=搗く)」
3.国の未来を謬らせる【荼毒】となる。
⇒【トドク】=非常に苦しめしいたげること。
「荼」の読みは、「ト、ダ、タ、にがな」。他の熟語は、
[荼毘]ダビ [仏教]①火葬。②僧侶の死のこと。
[荼炭]トタン 〈塗炭〉非常に苦しいこと。
4.園内の雑草を【芟除】する。
⇒【サンジョ・センジョ】=雑草などをかって除く。[同義語]刪除。
「芟」の読みは、「サン、セン、か-る」。
5.各地の反乱を悉く【戡定】した。
⇒【カンテイ】=戦争にかって平定する。
「戡」の読みは、「カン、か-つ」。他の熟語は、
[戡殄]カンテン 皆ごろしにする。絶滅。
今回も難しいですね。ゆっくりと楽しみながら身につけましょう。
2011年10月9日日曜日
【過去問】H22-1 訓読み26-30
今日は地区の運動会で汗を流してきたところです。さて、夜の懇親会の前に勉強です。
【諄諄】(ジュンジュン) よくわかるように教えるさま。「誨爾諄諄=ナンヂニ誨フルコト諄諄タリ」〔詩経〕
「鑠」の読みは、「シャク、と‐かす」。熟語は、
【鑠金】(シャッキン) 金属をとかす。勢いのはげしいことのたとえ。
【矍鑠】(カクシャク) 老いてもいきいきと元気がよい。
出典は、宋代の詩人・范仲淹の「岳陽楼記」。
銜遠山、呑長江、浩浩湯湯、横無際涯
→遠山を銜み、長江を呑み、浩浩湯湯(コウコウショウショウ)、横に際涯無し
→洞庭湖は遠い山々をふくむように広がり、長江の水を呑み込み、
果てしなく豊かな水面が広がって、横にどこまでも広い。
「銜」の読みは、「カン、ガン、くつわ、ふく‐む、くわ‐える」。熟語は、
【銜尾相随】(カンビソウズイ) 〈故事〉後につづく獣が前の獣の尾をくわえているように、前後にぴったりと続いていくこと。〔漢書〕
【銜枚】(カンバイ) 枚(バイ)(隠密に進軍する時などに兵士が口にくわえたり馬にくわえさせたりして、声をたてるのを防ぐ木片)をくわえる。
【禳禱】(ジョウトウ) 神をまつって災いをはらい、幸いをいのること。
「沽」の読みは、「コ、う‐る、か‐う」。熟語は、
【沽券】(コケン)=估券。 ①売渡しの証文。売券。②売り値。③人の値打ち。品位。体面。
「沽券に関わる」=「評判・品位・体面などに差し障りとなる。」
(訳)
子貢が言った、「ここに美しい玉があるとします。箱に入れてしまい込んでおきましょうか、よい買い手をさがして売りましょうか。」先生は言われた、「売ろうよ、売ろうよ。わたくしは買い手を待っているのだ。」(金谷論語)
→「善賈」については、「よい商人」と「よい値段」の異なった解釈がある。この章は「孔子に出仕の気持ちがあるかどうかをたずねる比喩」としている。
さて今日はここまで。これから美酒を味わいに出かけます。
いざ、「葡萄の美酒夜光の杯」を傾けん・・・
・作法について【諄諄】と説明する。
⇒【くどくど】 「諄」の読みは、「ジュン、シュン、あつ‐い、くど‐い」。熟語は、【諄諄】(ジュンジュン) よくわかるように教えるさま。「誨爾諄諄=ナンヂニ誨フルコト諄諄タリ」〔詩経〕
・衆口は金を【鑠】かす。
⇒【と】 多くの人の言うことは金をもとかすほどの力をもつ。讒言(ざんげん)や世評の恐ろしさを説いた言葉。「鑠」の読みは、「シャク、と‐かす」。熟語は、
【鑠金】(シャッキン) 金属をとかす。勢いのはげしいことのたとえ。
【矍鑠】(カクシャク) 老いてもいきいきと元気がよい。
・遠山を【銜】み長江を呑む。
⇒【ふく】 出典は、宋代の詩人・范仲淹の「岳陽楼記」。
銜遠山、呑長江、浩浩湯湯、横無際涯
→遠山を銜み、長江を呑み、浩浩湯湯(コウコウショウショウ)、横に際涯無し
→洞庭湖は遠い山々をふくむように広がり、長江の水を呑み込み、
果てしなく豊かな水面が広がって、横にどこまでも広い。
「銜」の読みは、「カン、ガン、くつわ、ふく‐む、くわ‐える」。熟語は、
【銜尾相随】(カンビソウズイ) 〈故事〉後につづく獣が前の獣の尾をくわえているように、前後にぴったりと続いていくこと。〔漢書〕
【銜枚】(カンバイ) 枚(バイ)(隠密に進軍する時などに兵士が口にくわえたり馬にくわえさせたりして、声をたてるのを防ぐ木片)をくわえる。
・一善自ら千災を【禳】うに足る。
⇒【はら】 「禳」の読みは、「ジョウ、はら‐う」。熟語は、【禳禱】(ジョウトウ) 神をまつって災いをはらい、幸いをいのること。
・善賈を求めて諸(これ)を【沽】らんか。
⇒【う】 出典は論語。「善賈」(ゼンコ)=よい商人。また、大商人。良賈。「沽」の読みは、「コ、う‐る、か‐う」。熟語は、
【沽券】(コケン)=估券。 ①売渡しの証文。売券。②売り値。③人の値打ち。品位。体面。
「沽券に関わる」=「評判・品位・体面などに差し障りとなる。」
参考までに論語(子罕第九-13)の原文書き下し文は、
「子貢が曰わく、斯(ここ)に美玉あり、匱(ひつ)に韞(おさ)めて諸(こ)れを蔵せんか、善賈(ぜんこ)を求めて諸れを沽(う)らんか。子の曰わく、これを沽らんかな、これを沽らんかな。我れは賈(こ)を待つ者なり。」(訳)
子貢が言った、「ここに美しい玉があるとします。箱に入れてしまい込んでおきましょうか、よい買い手をさがして売りましょうか。」先生は言われた、「売ろうよ、売ろうよ。わたくしは買い手を待っているのだ。」(金谷論語)
→「善賈」については、「よい商人」と「よい値段」の異なった解釈がある。この章は「孔子に出仕の気持ちがあるかどうかをたずねる比喩」としている。
さて今日はここまで。これから美酒を味わいに出かけます。
いざ、「葡萄の美酒夜光の杯」を傾けん・・・
2011年10月2日日曜日
【過去問】H22-1 訓読み21-25
月が替わり神無月となりました。神様が出かけているせいか(?)、少々寒いこの頃です。
さて今日の勉強です。
「刮」の読みは、「カツ、けず‐る、こす‐る、こそ‐げる」。熟語は、
【刮目】(カツモク) 目をかっと見開いてよく見る。特に期待し、注意して見る。「士別三日、即更刮目相待=士別レテ三日ナラバ、即チ更メテ刮目シテアヒ待タン」〔三国志〕→ここから次の四字熟語が生まれる。
【刮目相待】(カツモクソウタイ) 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。
【剣匣】(ケンコウ) 剣を入れる箱。『剣箱(ケンソウ)』
【鏡匣】(キョウコウ) 鏡を入れておくはこ。かがみばこ。『鏡奩(キョウレン)』
【藜杖】(レイジョウ) あかざの茎でつくったつえ。軽いので老人が用いた。
【藜羹】(レイコウ) あかざの葉の吸い物。粗末な食べ物とされる。
「紮」の読みは、「サツ、から‐げる」。熟語は、
【結紮】(ケッサツ) 糸などで結ぶこと。特に、止血などのために血管などを縛って結ぶこと。
【紮営】(サツエイ) 軍隊がとどまる。
読めましたか。なかなか難しいですね。
今日はこれまで。ご苦労様でした。
さて今日の勉強です。
・小刀で竹を【刮】げる。
⇒【こそ】 「刮げる」=こすりけずる。そぎへずる。「刮」の読みは、「カツ、けず‐る、こす‐る、こそ‐げる」。熟語は、
【刮目】(カツモク) 目をかっと見開いてよく見る。特に期待し、注意して見る。「士別三日、即更刮目相待=士別レテ三日ナラバ、即チ更メテ刮目シテアヒ待タン」〔三国志〕→ここから次の四字熟語が生まれる。
【刮目相待】(カツモクソウタイ) 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。
・【礑】と思い当たった。
⇒【はた、はった】 「礑」の読みは、「トウ、はた‐と」。熟語は、特になし。・亡母遺愛の【手匣】である。
⇒【てばこ】 「匣」の読みは、「コウ、はこ」。熟語は、【剣匣】(ケンコウ) 剣を入れる箱。『剣箱(ケンソウ)』
【鏡匣】(キョウコウ) 鏡を入れておくはこ。かがみばこ。『鏡奩(キョウレン)』
・【藜】の杖を常用している。
⇒【あかざ】 「藜」の読みは、「レイ、あかざ」。熟語は、【藜杖】(レイジョウ) あかざの茎でつくったつえ。軽いので老人が用いた。
【藜羹】(レイコウ) あかざの葉の吸い物。粗末な食べ物とされる。
・薪を荒縄で【紮】げる。
⇒【から】=しばり束ねる。くくる。 「絡げる」とも。「紮」の読みは、「サツ、から‐げる」。熟語は、
【結紮】(ケッサツ) 糸などで結ぶこと。特に、止血などのために血管などを縛って結ぶこと。
【紮営】(サツエイ) 軍隊がとどまる。
読めましたか。なかなか難しいですね。
今日はこれまで。ご苦労様でした。
2011年9月30日金曜日
【過去問】H22-1 音読み16-20
今日で9月も終わり。気温が急に下がる予想が出ています。体調管理に気をつけましょう。
さて、今日の勉強です。
・【勖勉】して経書に精通する。⇒【キョクベン】=つとめはげむこと。勤勉。
「勖」の読みは、「キョク、つと‐める」。他の熟語は、
【勖相】(キョクショウ) はげまして助ける。努めて治める。
「棣」の読みは、「テイ、タイ」。意味は、
①にわうめ。「棠棣(トウテイ)」「郁李(イクリ)」とも。
②車台の下の木。
③「棣棣(タイタイ)」とは、順序正しく並んで、乱れないさま。礼儀になれているさま。「威儀棣棣=威儀ハ棣棣タリ」〔詩経〕
④「棣棠(テイトウ)」とは、山野に自生する落葉低木の名。やまぶき。
「瀛」の読みは、「エイ、うみ」。意味は、漢字源から。
①ゆったりとした海。「瀛寰(エイカン)」
②「瀛洲(エイシュウ)」とは、中国の伝説にある三神山の一つ。東海(渤海(ボッカイ)中)にあって仙人が住んでいると伝えられる。「海中有三神山、名曰蓬莱、方丈、瀛洲、僊人居之=海中ニ三神山有リ、名ヅケテ蓬莱、方丈、瀛洲ト曰フ、僊人ココニ居ス」〔史記〕
他の熟語は、
【瀛海】(エイカイ) 大海。大洋。
【瀛寰】(エイカン) 海と陸の総称。世界。▽「寰」は、寰宇で、天下のこと。
【蓬瀛】(ホウエイ) 東方の海にあり仙人が住むという、蓬莱(ホウライ)・瀛州(エイシュウ)の二つの山。方丈とともに三神山とする。
「葩」の読みは、「ハ、はな」。他の熟語は、
【葩経】(ハケイ) 「詩経」の別名。▽韓愈(カンユ)の「進学解」の「詩正而葩=詩ハ正ニシテ葩ナリ」による。
【紅葩】(コウハ) あかい花びら。あかい花のこと。
【花卉】(カキ) 花の咲く草。また、草花。『花草(カソウ)』
【珍卉】(チンキ) 珍しい草。『珍草(チンソウ)』
出題文の出典はわからないが、中庸第24章には「国家将(まさ)に亡びんとすれば、必ず妖孼あり」として使われている。
「孼」の読みは、「ゲツ、わざわ‐い」。意味は、「①わきばら。めかけの生んだ子。②わざわい。悪い。つみ。」他の熟語は、
【孼臣】(ゲッシン) わるい家来。
【孼遺】(ゲツイ) わすれがたみ。
【孼孼】(ゲツゲツ) さかんに飾るさま。いまにも崩れそうなさま。
今日はここまで。ご苦労様でした。やっぱり、1級漢字の世界は広く深いですねえ。
さて、今日の勉強です。
・【勖勉】して経書に精通する。⇒【キョクベン】=つとめはげむこと。勤勉。
「勖」の読みは、「キョク、つと‐める」。他の熟語は、
【勖相】(キョクショウ) はげまして助ける。努めて治める。
・【棣鄂】の情を全うする。⇒【テイガク】
【棣鄂之情】 〈故事〉兄弟が仲よくすること。▽「棣鄂」は、にわうめの花。〔詩経〕「棣」の読みは、「テイ、タイ」。意味は、
①にわうめ。「棠棣(トウテイ)」「郁李(イクリ)」とも。
②車台の下の木。
③「棣棣(タイタイ)」とは、順序正しく並んで、乱れないさま。礼儀になれているさま。「威儀棣棣=威儀ハ棣棣タリ」〔詩経〕
④「棣棠(テイトウ)」とは、山野に自生する落葉低木の名。やまぶき。
・【東瀛】茫々として辺際を知らず。
⇒【トウエイ】=①東の方の海。東海。▽「瀛」は、大海。②日本のこと。「瀛」の読みは、「エイ、うみ」。意味は、漢字源から。
①ゆったりとした海。「瀛寰(エイカン)」
②「瀛洲(エイシュウ)」とは、中国の伝説にある三神山の一つ。東海(渤海(ボッカイ)中)にあって仙人が住んでいると伝えられる。「海中有三神山、名曰蓬莱、方丈、瀛洲、僊人居之=海中ニ三神山有リ、名ヅケテ蓬莱、方丈、瀛洲ト曰フ、僊人ココニ居ス」〔史記〕
他の熟語は、
【瀛海】(エイカイ) 大海。大洋。
【瀛寰】(エイカン) 海と陸の総称。世界。▽「寰」は、寰宇で、天下のこと。
【蓬瀛】(ホウエイ) 東方の海にあり仙人が住むという、蓬莱(ホウライ)・瀛州(エイシュウ)の二つの山。方丈とともに三神山とする。
・山路【葩卉】繁く野田風日好し。
⇒【ハキ】=美しいはなが咲く草。草ばな。花卉(カキ)。「葩」の読みは、「ハ、はな」。他の熟語は、
【葩経】(ハケイ) 「詩経」の別名。▽韓愈(カンユ)の「進学解」の「詩正而葩=詩ハ正ニシテ葩ナリ」による。
【紅葩】(コウハ) あかい花びら。あかい花のこと。
「卉」の読みは、「キ、くさ」。熟語は、
【卉衣】(キイ) 草の繊維で織った衣服。蛮人の衣服。『卉服(キフク)・卉裳(キショウ)』【花卉】(カキ) 花の咲く草。また、草花。『花草(カソウ)』
【珍卉】(チンキ) 珍しい草。『珍草(チンソウ)』
・【妖孼】は天の天子諸侯を戒むる所以なり。
⇒【ヨウゲツ】=わざわいのきざし。また、わざわい。出題文の出典はわからないが、中庸第24章には「国家将(まさ)に亡びんとすれば、必ず妖孼あり」として使われている。
「孼」の読みは、「ゲツ、わざわ‐い」。意味は、「①わきばら。めかけの生んだ子。②わざわい。悪い。つみ。」他の熟語は、
【孼臣】(ゲッシン) わるい家来。
【孼遺】(ゲツイ) わすれがたみ。
【孼孼】(ゲツゲツ) さかんに飾るさま。いまにも崩れそうなさま。
今日はここまで。ご苦労様でした。やっぱり、1級漢字の世界は広く深いですねえ。
2011年9月26日月曜日
【過去問】H22-1 音読み11-15
さて今日も勉強!頑張ろう!
「岑」の読みは、「シン、ギン、みね」。他の熟語は、
【岑楼】(シンロウ )高くそびえている山。
「尹」の読みは、「イン」。意味は、「①おさめる。ただす。②おさ。長官。」他の熟語は、
【尹祭】(インサイ ) 祖先の霊廟(レイビョウ)をまつるときにそなえるほし肉。
【伊尹】(イイン) 〈人名〉殷の知恵者。湯(トウ)王を助けて世の中を調和しておさめた。伝説では代表的な上古の賢人とされる。
【関尹】(カンイン ) 関所を守る役人。また、そのかしら。関もり。『関令(カンレイ)』
「顱」の読みは、「ロ」。意味は、「あたま。こうべ。かしら。また、頭の上部。」
【愨実】(カクジツ ) きまじめなこと。
【愿愨】(ゲンカク ) きまじめで、誠実なさま。
【端愨】(タンカク ) きちんとしてまじめであること。『端誠(タンセイ)』
【斫傷】(シャクショウ) 刃物で傷つける。
【斫木】(シャクボク) 切った木。
「愨」の読み「カク」が難しいですね。でも、「殻」(カク)を連想すれば覚えやすいです。
今日はここまで。お疲れさまです。
・【岑岑】たる頭に氷嚢をあてる。
⇒【シンシン】=頭の痛むさま。「岑」の読みは、「シン、ギン、みね」。他の熟語は、
【岑楼】(シンロウ )高くそびえている山。
・久しく各地に【令尹】を務めた。
⇒【レイイン】=①春秋・戦国時代、楚(ソ)の最上位の官名。宰相のこと。②明(ミン)・清(シン)代、地方長官の別名。「尹」の読みは、「イン」。意味は、「①おさめる。ただす。②おさ。長官。」他の熟語は、
【尹祭】(インサイ ) 祖先の霊廟(レイビョウ)をまつるときにそなえるほし肉。
【伊尹】(イイン) 〈人名〉殷の知恵者。湯(トウ)王を助けて世の中を調和しておさめた。伝説では代表的な上古の賢人とされる。
【関尹】(カンイン ) 関所を守る役人。また、そのかしら。関もり。『関令(カンレイ)』
・無数の【頭顱】の先に凱旋将軍を見た。
⇒【トウロ】=頭蓋骨。特に、風雨にさらされて肉が落ちた頭蓋骨。されこうべ。「顱」の読みは、「ロ」。意味は、「あたま。こうべ。かしら。また、頭の上部。」
・凡そ【誠愨】ならざる者は無かった。
⇒【セイカク】=きまじめでかたいこと。「愨」の読みは、「カク、つつし‐む、まこと」。他の熟語は、【愨実】(カクジツ ) きまじめなこと。
【愿愨】(ゲンカク ) きまじめで、誠実なさま。
【端愨】(タンカク ) きちんとしてまじめであること。『端誠(タンセイ)』
・人世の緊縛を【斫断】する。
⇒【シャクダン】=たち切る。切断。「斫」の読みは、「シャク、き‐る」。他の熟語は、【斫傷】(シャクショウ) 刃物で傷つける。
【斫木】(シャクボク) 切った木。
「愨」の読み「カク」が難しいですね。でも、「殻」(カク)を連想すれば覚えやすいです。
今日はここまで。お疲れさまです。
2011年9月24日土曜日
【過去問】H22-1 音読み6-10
昨日の学習会は充実した内容でした。この内容紹介は近いうちにしたいと思います。
今日は勉強です。
今日は勉強です。
・【鎖鑰】を施した蔵に賊が侵入した。
⇒【サヤク】=錠(じよう)と鍵(かぎ)。とざし。とじまり。
「鑰」の読みは、「ヤク、かぎ」。他の熟語は、
【鑰牡】(ヤクボウ ) かぎ。▽「牡」は、中につきこむかぎ。『鑰匙(ヤクシ)』
【鍵鑰】(ケンヤク ) 筒型のじょうまえ。
・資本の流通に【壅塞】を来した。
⇒【ヨウソク】=ふさぐこと。また、ふさがること。
「壅」の読みは、「ヨウ、ふさ‐ぐ」。他の熟語は、
【壅遏】(ヨウアツ ) 行動をさえぎりとどめる。わく内に押しこめる。
【壅蔽】(ヨウヘイ )=壅敝。 わく内に押しこめて、外と隔てる。君主の耳をふさいで善言や真実を聞かせない。また、君主のそのような態度
・予々その【佼黠】が知れ渡っていた。
⇒【コウカツ】=悪がしこい。
「予々」は「かねがね」。「佼」の読みは、「コウ、うつく‐しい」。「黠」の読みは「カツ、わるがしこ‐い、さか‐しい」。「黠」の熟語は、
【黠智】(カッチ ) 悪がしこい知恵。悪知恵。
【黠獪】(カッカイ ) 悪がしこい。ずるい。〈類義語〉狡獪(コウカイ)。
【傑黠】(ケッカツ )=桀黠。 わる賢いこと。
・民衆の間から【懽呼】の声があがった。
⇒【カンコ】=歓呼。 よろこんで声をあげること。
「懽」の読みは、「カン、よろこ‐ぶ」。
・【左袵】蟹文の風を蔑んだ。
⇒【サジン】=左衽。衣服をひだりまえに着ること。中国では右衽を中華の風とし、左衽を夷狄の習俗であるとした。
「袵」の読みは、「ジン、ニン、おくみ、えり」。
「蟹文」は「かいぶん」と読み、意味と用例は、日本国語大辞典では、
「かいこうぶん(蟹行文)」に同じ。
*近世紀聞〔1875~81〕〈条野有人〉「左袵蟹文(カイブン)の風を学び夷邦の管轄となるに至らば」
⇒「蟹行文」は「横書きの文章、欧米の文章、書物。蟹文(かいぶん)。」(日本国語大辞典)のことだそうです。なるほど、蟹の横歩きからできた言葉のようで面白い表現だ。これからは横書きの文章を「蟹行文」と呼ぶことにしようか。
登録:
投稿 (Atom)