続きです。
・各地の銘酒に【品隲】を加える。
⇒【ヒンシツ】 品定めをすること。品評。
「隲」の読みは「シツ、のぼる」。広辞苑に次の項目がある。
【陰隲文】いんしつ‐ぶん (陰隲は、天帝がひそかに人間の行為をみて、禍福を下すこと) 明末にまとめられた道教の経典。善書の一種。明末から清代に普及。
・入り江に【蜑戸】が連綴する。
⇒【タンコ】 海人(あま)の住む家。漁戸。漁家。
「蜑」の読みは「タン、あま」。意味は①中国の南方に住む水上生活者の総称。②〔国〕あま。漁夫。また、特に、海にもぐって貝などをとることを職業とする女のこと。
・陛下の【軫念】あらせ給う所である。
⇒【シンネン】 〔国〕天子がきめ細かく心配されること。
「軫」の読みは「シン、よこぎ,いたむ」。ほかの熟語は、
【軫恤】(シンジュツ ) いたみあわれむ。
【軫憂】(シンユウ ) いたみうれえる。きめ細かく心配する。
【軫懐】(シンカイ)『軫念(シンネン)』 心に深く心配する。「出国門而軫懐兮=国門ヲ出デテ軫懐ス」〔楚辞〕
今日はここまで。もう眠いのじゃ・・・それじゃ。
漢字・日本語に関心を持つ者の同好会です。新潟を中心拠点に活動しています。 活動は学習会と機関紙の発行などです。 H10年に結成して15年が過ぎました。漢検1級者が増えて大勢います。 同好会のモットーは「漢字を楽しむ」・「日本語を楽しむ」・「人生を楽しむ」ついでに「漢検1級も取るか」。酒を飲むばかりが能じゃない! そんな当同好会の公式&推薦ブログです。
2011年6月29日水曜日
2011年6月27日月曜日
【過去問】H23-1音読み
先週行われた読み問題30問、相変わらず難しいですね。
その第1問。
・【潺湲】たる遣り水が涼感を誘う。
⇒【センカン、センエン】 さらさらと流れるさま。また、流れる水の音。
「潺」の読みは「セン」、訓読みが出ていない。熟語でしか使われない漢字かな。字通には、
「声符は孱(せん)。孱に孱弱なものの意がある。〔説文新附〕十一上に「潺湲(せんくわん)なり。水聲」とあり、潺潺・潺湲のように連語として用いる。小流をいう擬声語である。
① みずのおと、さらさらと流れる音。② 潺湲(せんえん)。涙の流れるさま。」とあり、古訓に「ナガル・ヤリミヅ・ササラナミ」と出ていた。
ところで、昔の文人はこれを使っていたのだから、やはり漢籍を相当読んだに違いない。たとえば、
「一水潺潺と流るる処もあり」〈子規・墨汁一滴〉
「潺湲と咽び泣いているのです」〈谷崎・魔術師〉
「湲」の読みは「エン、カン」で、やはり音のみ。「水流がゆるやかにくねるさま」の意。
この「潺」と「湲」は、「潺湲」(センカン、センエン)の熟語のみ銘記すれば十分だな。
今日はたった1問のみの勉強でした。
その第1問。
・【潺湲】たる遣り水が涼感を誘う。
⇒【センカン、センエン】 さらさらと流れるさま。また、流れる水の音。
「潺」の読みは「セン」、訓読みが出ていない。熟語でしか使われない漢字かな。字通には、
「声符は孱(せん)。孱に孱弱なものの意がある。〔説文新附〕十一上に「潺湲(せんくわん)なり。水聲」とあり、潺潺・潺湲のように連語として用いる。小流をいう擬声語である。
① みずのおと、さらさらと流れる音。② 潺湲(せんえん)。涙の流れるさま。」とあり、古訓に「ナガル・ヤリミヅ・ササラナミ」と出ていた。
ところで、昔の文人はこれを使っていたのだから、やはり漢籍を相当読んだに違いない。たとえば、
「一水潺潺と流るる処もあり」〈子規・墨汁一滴〉
「潺湲と咽び泣いているのです」〈谷崎・魔術師〉
「湲」の読みは「エン、カン」で、やはり音のみ。「水流がゆるやかにくねるさま」の意。
この「潺」と「湲」は、「潺湲」(センカン、センエン)の熟語のみ銘記すれば十分だな。
今日はたった1問のみの勉強でした。
2011年6月26日日曜日
【学習会】漢検一級対策講座
今日、長岡で学習会が開催されました。
「漢検一級対策講座」として、「故事・成語・諺」を題材に会長から説明があり、意見交換をしました。
約320余りの項目をまとめたレジュメをもとに幅広く説明をいただきました。
今後もこの講座は、さらに工夫して継続していけると為になると思います。
学習会後は昼食会(というか懇親会)にうつり、なごやかに楽しく歓談しました。
久しぶりにお会いする方もいて話が弾みました。
商売のオーダーメイドの服の仕立ての話やら、昔、鶴田浩二主演のNHKドラマで「襯衣(シャツ)の店」というのがあったね、とかいろんな話が楽しかったです。
学習会の様子は後日、「六花」に掲載されると思いますので、そのときはまた改めてご紹介します。
では、今日はこのへんで。
「漢検一級対策講座」として、「故事・成語・諺」を題材に会長から説明があり、意見交換をしました。
約320余りの項目をまとめたレジュメをもとに幅広く説明をいただきました。
今後もこの講座は、さらに工夫して継続していけると為になると思います。
学習会後は昼食会(というか懇親会)にうつり、なごやかに楽しく歓談しました。
久しぶりにお会いする方もいて話が弾みました。
商売のオーダーメイドの服の仕立ての話やら、昔、鶴田浩二主演のNHKドラマで「襯衣(シャツ)の店」というのがあったね、とかいろんな話が楽しかったです。
学習会の様子は後日、「六花」に掲載されると思いますので、そのときはまた改めてご紹介します。
では、今日はこのへんで。
2011年6月24日金曜日
おら、東京さ行くだ
明日、所用で花の都東京へ行きます。大隈重信公にも会ってこようと思います。
日本国語大辞典では
【花の都】はなやかな美しい都。都の美称。また、春、花の今を盛りと咲いている都。《季・春》
*源氏〔1001~14頃〕須磨「咲きてとく散るはうけれどゆく春は花のみやこをたちかへりみよ」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕下「花のみやこにおはします、三十六人のしんか大じんの御なかに、むめずのゐんと申は」
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉「夫も花の都の電車が通ってる所ならまだしもだが、日向の延岡とは何の事だ」
⇒へえ~、源氏物語にも出てくる古い言葉なんだねえ。「♪東京へはもう何度も行きましたね~♪」という歌に確か「花の都」が出てきたような・・・、だから新しい言葉のような気がしていた。
で、もって、あさっては長岡で学習会です。よく勉強してきます。
日本国語大辞典では
【花の都】はなやかな美しい都。都の美称。また、春、花の今を盛りと咲いている都。《季・春》
*源氏〔1001~14頃〕須磨「咲きてとく散るはうけれどゆく春は花のみやこをたちかへりみよ」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕下「花のみやこにおはします、三十六人のしんか大じんの御なかに、むめずのゐんと申は」
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉「夫も花の都の電車が通ってる所ならまだしもだが、日向の延岡とは何の事だ」
⇒へえ~、源氏物語にも出てくる古い言葉なんだねえ。「♪東京へはもう何度も行きましたね~♪」という歌に確か「花の都」が出てきたような・・・、だから新しい言葉のような気がしていた。
で、もって、あさっては長岡で学習会です。よく勉強してきます。
2011年6月22日水曜日
【過去問】H22-2 音読み
読み問題30問は本当に難しいですね。ということで今日の勉強を少し。
・雨に煙る【遠巒】を望む。
⇒【エンラン】 「巒」の読みは「ラン」。やまなみ、の意。他の熟語は、
【岡巒】(コウラン ) 高い台地と山。▽「巒」は、囲むようにつながる山々。「烽火被岡巒=烽火岡巒ニ被ル」〔杜甫〕
・【窓櫺】を射る曙光が離床を促す。
⇒【ソウレイ】 窓の小さい格子。れんじ。また、れんじ窓。
「櫺」の読みは「レイ、リョウ、れんじ」。他の熟語は、
【櫺子】(レンジ ) 窓や手すりに取りつける格子(コウシ)。
・善く【舅姑】に仕えた。
⇒【キュウコ】 妻の立場から、夫の父母。しゅうとと、しゅうとめ。〈類義語〉姑舅(コキュウ)。
「舅」の読みは「キュウ、しゅうと」。
・【警柝】が場内に鳴り響いた。
⇒【ケイタク】 注意をうながしたり、時刻を知らせたりするために打つ拍子木。
*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉「注意を一点に纏めようとする警柝(ケイタク)の如に聞こえた」( 日本国語大辞典)
「柝」の読みは「タク、き」。「析」は別字。他の熟語は、
【柝撃】(タクゲキ ) 夜警のたたく拍子木の音。
・【羸馬】に再び鞭を呉れる。
⇒【ルイバ】 やせ衰えた馬。「羸」の読みは「ルイ、つか‐れる、よわ‐い」。書くのが大変な漢字ですね。
他の難しそうな熟語を見ると、
【羸瘠】(ルイセキ )=羸脊。つかれてやせる
【羸餒】(ルイタイ ) ぐったりとつかれて飢える。
【羸犢】(ルイトク ) つかれた子牛。
羸弱(ルイジャク )したので今日の勉強はここまで。ご苦労さん。
・雨に煙る【遠巒】を望む。
⇒【エンラン】 「巒」の読みは「ラン」。やまなみ、の意。他の熟語は、
【岡巒】(コウラン ) 高い台地と山。▽「巒」は、囲むようにつながる山々。「烽火被岡巒=烽火岡巒ニ被ル」〔杜甫〕
・【窓櫺】を射る曙光が離床を促す。
⇒【ソウレイ】 窓の小さい格子。れんじ。また、れんじ窓。
「櫺」の読みは「レイ、リョウ、れんじ」。他の熟語は、
【櫺子】(レンジ ) 窓や手すりに取りつける格子(コウシ)。
・善く【舅姑】に仕えた。
⇒【キュウコ】 妻の立場から、夫の父母。しゅうとと、しゅうとめ。〈類義語〉姑舅(コキュウ)。
「舅」の読みは「キュウ、しゅうと」。
・【警柝】が場内に鳴り響いた。
⇒【ケイタク】 注意をうながしたり、時刻を知らせたりするために打つ拍子木。
*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉「注意を一点に纏めようとする警柝(ケイタク)の如に聞こえた」( 日本国語大辞典)
「柝」の読みは「タク、き」。「析」は別字。他の熟語は、
【柝撃】(タクゲキ ) 夜警のたたく拍子木の音。
・【羸馬】に再び鞭を呉れる。
⇒【ルイバ】 やせ衰えた馬。「羸」の読みは「ルイ、つか‐れる、よわ‐い」。書くのが大変な漢字ですね。
他の難しそうな熟語を見ると、
【羸瘠】(ルイセキ )=羸脊。つかれてやせる
【羸餒】(ルイタイ ) ぐったりとつかれて飢える。
【羸犢】(ルイトク ) つかれた子牛。
羸弱(ルイジャク )したので今日の勉強はここまで。ご苦労さん。
2011年6月21日火曜日
【常用漢字の難読】異、一
常用漢字の読みにくいものにいざ挑戦!
・【異形】の者 ⇒【いぎょう】
・【一見】さんお断りの店 ⇒【いちげん】
・目に【一丁字】もない ⇒【いっていじ】
※【一丁字】=(「丁」は「个(か)」の古い書体を誤読したもの。「个」は「箇」に同じ) 一つの文字。一字。「目に―も無い」(広辞苑)
・【一端】の口をきく ⇒【いっぱし】
・【一向】無事を祈る ⇒【ひたすら】
※「只管」とも。
・【一廉】の人物 ⇒【ひとかど】
・【一行】読み聞かせてやろう ⇒【ひとくだり】
※文章中の一部分、の意。
・感激も【一入】だ ⇒【ひとしお】
・【一頻り】雨が降った ⇒【ひとしきり】
・【一片】の雪 ⇒【ひとひら】
本日はここまで。眠くなりました。
・【異形】の者 ⇒【いぎょう】
・【一見】さんお断りの店 ⇒【いちげん】
・目に【一丁字】もない ⇒【いっていじ】
※【一丁字】=(「丁」は「个(か)」の古い書体を誤読したもの。「个」は「箇」に同じ) 一つの文字。一字。「目に―も無い」(広辞苑)
・【一端】の口をきく ⇒【いっぱし】
・【一向】無事を祈る ⇒【ひたすら】
※「只管」とも。
・【一廉】の人物 ⇒【ひとかど】
・【一行】読み聞かせてやろう ⇒【ひとくだり】
※文章中の一部分、の意。
・感激も【一入】だ ⇒【ひとしお】
・【一頻り】雨が降った ⇒【ひとしきり】
・【一片】の雪 ⇒【ひとひら】
本日はここまで。眠くなりました。
2011年6月18日土曜日
中国の画数の多い漢字
当同好会と親しくさせてもらっている早稲田大学の笹原先生の大学講義で、「中国で作られた画数の多い漢字」が出てきたと、受講学生の息子から今日聞いた。息子は先生の受講学生なのである。
読み方は中国語で、意味は忘れたと言っていたが、現に使用されている漢字だという。聞き間違いもあるかもしれないから、その点はご了承いただきたい。話のタネということで・・・。
日本の諸橋大漢和の最大画数が確か、「龍」を4つ並べた64画の漢字だったと記憶しているが、写真の字は65画ではなかろうか。(数えるのが面倒くさくなって自信がないが。)諸橋大漢和には載っていない漢字のはずだが、中国でいつ作られたものだろうか。今度先生に会ったら聞いてみることとしよう。
読み方は中国語で、意味は忘れたと言っていたが、現に使用されている漢字だという。聞き間違いもあるかもしれないから、その点はご了承いただきたい。話のタネということで・・・。
日本の諸橋大漢和の最大画数が確か、「龍」を4つ並べた64画の漢字だったと記憶しているが、写真の字は65画ではなかろうか。(数えるのが面倒くさくなって自信がないが。)諸橋大漢和には載っていない漢字のはずだが、中国でいつ作られたものだろうか。今度先生に会ったら聞いてみることとしよう。
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