早いもので2011年・平成23年の締めくくりの日となりました。
4月から始めたこのブログも、予想以上に多くの人からご覧頂いているようです。
本当にありがとうございます。
ブログを続けるに当たって考えてきたのは、
・ 人真似をしない。そのため、類似のブログ等は見ないようにする。
・ 漢字・日本語に係る話題を幅広く取り上げる。
・ 漢検1級対策として、過去問や古典等を積極的に取り上げる。
・ 同好会活動の紹介。機関紙「六花」や学習会など。
ですが、何よりも2~3日に1度程度の更新を心がけてきました。
自分の継続的な勉強にもなると考えているからです。(なかなか大変ですが・・・)
来年もよろしくお願いします。
※「晦」の読みは、「カイ、みそか、つごもり、くら-い」。
【朝菌は晦朔を知らず】(ちょうきんはかいさくをしらず)
朝菌は晦(つごもり)と朔(ついたち)を知らないの意で、狭小の境遇にある者は広大な物事を理解できないことにたとえる。また、寿命の短いこと、はかないことにたとえる。(広辞苑)
【自己韜晦】(じことうかい)
自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。
【韜光晦迹】(とうこうかいせき)
人前で才能をつつみ隠して自慢しないこと。「光(ひかり)を韜(ふ)み迹(あと)を晦(くら)ます」が書き下し文。(学研四字熟語辞典)
漢字・日本語に関心を持つ者の同好会です。新潟を中心拠点に活動しています。 活動は学習会と機関紙の発行などです。 H10年に結成して15年が過ぎました。漢検1級者が増えて大勢います。 同好会のモットーは「漢字を楽しむ」・「日本語を楽しむ」・「人生を楽しむ」ついでに「漢検1級も取るか」。酒を飲むばかりが能じゃない! そんな当同好会の公式&推薦ブログです。
2011年12月31日土曜日
2011年12月30日金曜日
【六花49号H23-12】笹原教授講演会の報告
機関紙「六花」の最新号が発行されましたので、そのなかから今年11月20日に開催された講演会の記事を紹介します。
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笹原教授講演会の報告 I.S
主催は当同好会ですが、会員だけで聞くのはもったいないので、新潟日報やポスター、ブログ等を通じて、広く会員以外の参加を呼びかけたところ、夫婦や家族、新大の学生も集まって、会場は五十二名の参加者の熱気で上着を脱ぐ光景が見られました。(暖房が効き過ぎたかな。)
また、お願いします。(参加者一同)
絶対、来て~!(女性陣の黄色い声)
先生の話の要点を次のように整理してみました。
一、地域文字
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長くなりましたが、以上が講演会の内容報告の記事です。 漢字の奥深さを感じますね。
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笹原教授講演会の報告 I.S
■熱気に包まれた会場
去る十一月二十日、新潟市駅横のガレッソホールにおいて、現在、漢字を主とした日本語学で大活躍中の早稲田大学笹原宏之教授による講演会が開催されました。主催は当同好会ですが、会員だけで聞くのはもったいないので、新潟日報やポスター、ブログ等を通じて、広く会員以外の参加を呼びかけたところ、夫婦や家族、新大の学生も集まって、会場は五十二名の参加者の熱気で上着を脱ぐ光景が見られました。(暖房が効き過ぎたかな。)
■聞く者を引き摺り込む話術
あっという間の2時間でした。「へえ~」「ほお~」という多くの参加者の感声やら溜息が、私には確かに聞こえましたぞ。先生のウイット語り(?)に笑い声が絶えない楽しい2時間でした。参加者を代表して(勝手に)、先生、どうもありがとう!また、お願いします。(参加者一同)
絶対、来て~!(女性陣の黄色い声)
■名著「日本の漢字」
私はひそかに予習をして参加しました。その予習とは、私が名著と信じている「日本の漢字」(笹原宏之著、岩波新書)を再度拾い読みしただけのことなのだが、以前読んだときとは明らかに違う理解が自分の内側で起きていると感じました。この本を読んで、講演を聞くと実にわかりやすい。逆に、講演を聞いてから本を読んでも同じだろう。この拙い投稿を読んでいる方々には、一読をお勧めしたい。必ずや目から鱗の一枚は落ちることでしょう。(最近出版された「漢字の現在」(三省堂)は、その次に、または並行して読むとより効果的、というのが私の考えです。)■講演内容の主な項目
笹原先生の講演は、具体例を挙げながら大変わかりやすいもので、うっかりするとその例を持ち出した意図を考えないで通過してしまうかもしれないので、メモは最小限にして話に聞き入りました。先生の話の要点を次のように整理してみました。
一、地域文字
二、平仮名による意味の変化
三、漢字使用の多様性と日本人
四、情緒の好きな日本人
五、集団文字
六、個人文字
七、漢字の現在
これだけではわからないので、以下、これに沿って私の感想を交えながら講演内容の一部を紹介します。
一、地域文字
或る特定の地域でのみ使用されている文字があり、それを先生は地域文字と呼んでいる。例えば、新潟の「潟」について、新潟の人の多くは略して書く。(末尾※1参照) 何と松尾芭蕉も同じ略字を使っていたという。「へえ~」となりますね。
京都に行くと、「都」の「者」の上部分が「土」になっているものが多いことに気付いたと述べられた。皆さんも今度京都に行く時は、注意して見てみませんか。
文字には、「よく筆記する文字で複雑な字画のものは簡略化される」という原則(筆記の経済原則)が見られ、その表れと考えられるようです。
二、平仮名による意味の変化
常用漢字にないために平仮名で書くことがある。例えば、ぶ然(憮然)、あ然(唖然)、がく然(愕然)、が然(俄然)などである。これらは、平仮名で書くことによって、本来の意味がわからなくなり、人によっていろいろな意味で使用されている例です。つまり、「平仮名が意味を変える」という現象が生じていることを先生は述べられました。何気ない所に、現在の漢字使用の傾向を分析されていることに、先生の研究者としての一端を感じました。
三、漢字使用の多様性と日本人
例えば、「明日」という熟語は、「みょうにち」「あす」「あした」などといくつもの読み方をする。これを分解して、太陽(日)が出て、月が出て、また太陽が出るから、明日というのだ、との俗解をする生徒がいたり、「才色兼備」を「彩食健美」と書いたりするらしい。
一方では、「石丸電気」「ヤマダ電機」「ベスト電器」「ケーズデンキ」と使い分けをし、茶碗の「わん」の場合は素材によって「碗」「椀」「鋺」「埦」などと使い分ける。
これらから見える日本人の特性は、漢字を多種多様に使用する日本人、漢字に意味を見い出そうとする日本人、細かい部分までこだわる日本人などの姿が見えると述べられていたかと思う。
確かに、現在の漢字使用に至る日本の歴史を考えてみても、―外国の文字を日本語として受け入れ、その後も外国の言葉・概念を漢字に訳して我がものとするなど―、日本人は極めて順応性・弾力性が高い性質を持っていると言えそうだ。さらには、四季折々の花鳥風月を愛でる日本人の繊細な特性、「情緒」に関しては次で。
四、情緒の好きな日本人
文字にはそれぞれ「語感」がある。
植物の「バラ」をどう書くかと問えば、「バラ」「薔薇」「ばら」とさまざまだが、なかには「わたくしは『ローズ』を使いますわ。ホホホ。」と仰るお嬢様もいるようだ。
また、「好き」は使うが「嫌い」はキツいので平仮名で「きらい」とする例など、文字の語感に敏感でそれを生かそうとする日本人の特性が見えるという。
五、集団文字
特定の集団に特徴的な文字を、先生は集団文字と呼んでいる。
仏教界では「観音菩薩」を頻繁に書く必要に迫られ、「菩薩」を略して草冠2つで書く習慣があったそうだ。
さらに進んで草冠2つを合体した1文字の漢字(?)まで作りだしたという。これは中国で行われ、何と空海も使っていた跡が残っているという。(末尾※2参照) 筆記の経済原則は、ここにも表れていたということか。
六、個人文字
個人が造った漢字というものがある。(末尾※4参照) 実際に広く使われ続けることは稀だが、なかには常用漢字入りした文字があるとのことです。
リンパ腺などの医学用語に多い「腺」という漢字が何と個人文字。江戸後期の蘭学者、宇田川榛斎(うだがわ‐しんさい)が造ったものだそうで、とうとう今回常用漢字入りして、できれば出世文字とでも呼びたいですね。
先生は個人文字について、「可能性を秘めた文字である。」と述べられましたが、本当にそうですね。
七、漢字の現在
ケータイで「面倒臭い」を変換すると「臭い」は「ξ」(ギリシア文字でクサイ)と出る。(末尾※3参照)一部の者はこれを面白いと思い使い始める。そんな多種多様な漢字使用の実態が現在である。
今回の講演の総括的な先生の言葉は次の点にまとめられると思います。
・漢字及びその使用は常に変化している。
・その変化の結果が現在である。
・歴史のなかに現代があり、我々がいる今現在はその最先端にいるのだ。
以上が、今回の講演会の内容報告です。現在の漢字使用は、やがて未来から見れば過去の歴史となって、どのように評価されるのか。いずれにしても、「現在の使用実態を記録に留めておかなければならない」と笹原先生は考え、外出時はデジカメを片手に面白い表記と見るや反射的にシャッターを切るというまるで西部劇の早打ちガンマンのような技を駆使して、日夜研究に取り組まれておられる姿勢に心から敬意を表したいと思います。
長くなりましたが、以上が講演会の内容報告の記事です。
2011年12月28日水曜日
【漢詩漢文名言】兄弟 牆に鬩げども
疲れた時の寝る前の漢文です。
「兄弟 牆に鬩げども 外 其の務りを御ぐ」
(読み)けいてい かきにせめげども そと そのあなどりをふせぐ
(意味)兄弟はたとい家の中で争っていても、外からの敵に対しては一致してそのあなどりを防がなければならない。
(出典)詩経
「牆」は垣根、「鬩ぐ」は争うことで、「牆に鬩ぐ」は垣根の中、つまり家の中で争う意。
「務り」は「侮り」に同じ。
四字熟語では、「兄弟鬩牆」(けいていげきしょう)ともいう。
「鬩」の読みは、「ゲキ、ケキ、せめ‐ぐ」。
意味は、「せめ―ぐ。かっとしてあらそう。子どものけんかのように互いにあらそう。」の意。
この文字の部首は「鬥」で、「たたかいがまえ・とうがまえ」という。
戦いに関する漢字が集められ、「門」に書きかえられる漢字がある。(漢字源)
どうやら眠くなってきました。今日はここまで。
「兄弟 牆に鬩げども 外 其の務りを御ぐ」
(読み)けいてい かきにせめげども そと そのあなどりをふせぐ
(意味)兄弟はたとい家の中で争っていても、外からの敵に対しては一致してそのあなどりを防がなければならない。
(出典)詩経
「牆」は垣根、「鬩ぐ」は争うことで、「牆に鬩ぐ」は垣根の中、つまり家の中で争う意。
「務り」は「侮り」に同じ。
四字熟語では、「兄弟鬩牆」(けいていげきしょう)ともいう。
「鬩」の読みは、「ゲキ、ケキ、せめ‐ぐ」。
意味は、「せめ―ぐ。かっとしてあらそう。子どものけんかのように互いにあらそう。」の意。
この文字の部首は「鬥」で、「たたかいがまえ・とうがまえ」という。
戦いに関する漢字が集められ、「門」に書きかえられる漢字がある。(漢字源)
どうやら眠くなってきました。今日はここまで。
2011年12月27日火曜日
いろは歌
22日から急遽福島県田村市の親戚へ行って、昨日6mの荒波を渡り帰宅しました。
岳母の悲報を受け駆けつけて弔ってきました。
臨済宗妙心寺派の流儀でしたが、御棺に筆で文字を書くのは初めて見ました。
何かと思ったら、いろは歌でした。
「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 有為の奥山 けふ越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」
住職が意味を解説してくれましたが、大意は
「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。」(Wiki)
という仏教的な無常観をうたったものだそうです。
ちなみに住職は芥川賞作家のかなり有名な御坊様です。
本を書いたり、講演などに忙しいのかと思ったら、しっかりと本業の住職をしていました。(^-^)
岳母の悲報を受け駆けつけて弔ってきました。
臨済宗妙心寺派の流儀でしたが、御棺に筆で文字を書くのは初めて見ました。
何かと思ったら、いろは歌でした。
「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 有為の奥山 けふ越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」
住職が意味を解説してくれましたが、大意は
「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。」(Wiki)
という仏教的な無常観をうたったものだそうです。
ちなみに住職は芥川賞作家のかなり有名な御坊様です。
本を書いたり、講演などに忙しいのかと思ったら、しっかりと本業の住職をしていました。(^-^)
2011年12月21日水曜日
【六花10号2001/12】「虞美人草」
さて今日は、機関紙「六花」の過去の投稿記事から、中国の故事を題材にした力作を紹介します。
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「虞 美 人 草」 K.Kou
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「虞 美 人 草」 K.Kou
紀元前二百年頃の中国では天下を統一した秦の始皇帝が不老長寿の願いも空しく死去。始皇帝の死後、秦帝国を滅ぼして二大勢力となったのが、楚の項羽と漢の劉邦である。
項羽と劉邦は覇権を争い雌雄を決したが、項羽は利あらずして劉邦に敗れ、垓下(がいか)と云う町に手勢を連れて籠もった。
楚軍の周囲を囲んだ漢軍に劉邦は敵の楚の地方の歌を歌わせた。これを聞いた項羽は「四面から故郷の楚の歌が聞こえる。もう楚は漢軍に降伏してしまったのか。何と楚人の捕虜の多い事か」と嘆いた。…四方を敵に囲まれて孤立無援の状態が四字熟語となった「四面楚歌」です。
そこで項羽は一緒に居た愛妃の虞美人(グビジン、美人は女官名)と最後の別れの酒宴を開いたのである。項羽は愛馬の騅(スイ・馬の名前)と愛妃の虞美人を憐れんで詩を歌いました。…これが、垓下の町で歌ったので「垓下の歌」といわれる詩です。
垓 下 の 歌
力は山を抜き気は世を蓋う
時利あらず騅逝かず
騅の逝かざるは奈何(いかん)とすべき
虞や虞や若(なんじ)を奈何せんと
歌の意味は山を引き抜いてしまうほどの力と、世をおおい尽くさんばかりの気力が有る…力も気力も勇壮盛んである事が四字熟語の「抜山蓋世」です。そして時と運は我に味方せずに敗れた。騅は疲れてもう前に進まない。どうしようか。虞美人や、そなたをどうしたら良いものか…と歌いました。
宴の後、虞美人は足手まといになるのを嫌い自決します。項羽は騅と手勢で囲みを破り、揚子江の渡し場の地に逃れましたが、渡し守の進言に心を打たれて覚悟を決め、騅を渡し守に譲り、自刎しました。
戦いに勝った漢の劉邦は長安を都として漢王朝を開き、漢の高祖となりました。漢王朝は前漢と後漢に別れますが、約四百年の長きに亘りました。その後、紀元二二十年頃より「三国志」で知られる、魏、呉、蜀の三国時代となります。当時の日本は未だ弥生時代の晩期で「魏志」の「魏志倭人伝」に「倭の邪馬台国の女王、卑弥呼の使節が魏王朝に朝貢して、魏帝より三角縁神獣鏡百枚などを賜った」と、記されていた時代でした。
さて、虞美人が葬られた墓前には美しい花が咲き、その花を人は虞美人草と名付けました。またの名は、雛罌粟、雛芥子、ヒナゲシで、ケシに似たやや小さい一年草で五月頃に、紅、黄、紫、白色の美しい四弁の花を開きます。西洋名はポピー。フランス名はコクリコです。
2011年12月20日火曜日
【過去問】H21-3 音読み6-10
月曜夜の漢検5本ノックです。昨夜は町内の皆済(かいせい)で飲み、明日は仕事で飲み、次々と宴会が入っています。
この時期、皆さんも私も肝臓を労わりましょう。
6.九天の【雨潦】一時に降るかと思われた。
⇒【ウロウ】=雨が降ってできた水たまり。雨による出水。
「潦」の読みは、「ロウ、にわたずみ」。他の熟語は、
[潦水]ロウスイ 雨が降って、庭などにたまったたまり水。にわたずみ。
[潦草]ロウソウ 投げやりで、そそっかしいこと。
[潦倒]ロウトウ 老衰して張りをなくしてだれたさま。落ちぶれるさま。
[庭潦]テイロウ 庭のたまり水。
[旱潦]カンロウ ひでりと、大雨。▽「潦」は、長雨。
いさら‐みず【細小水・水潦・潦水】 少しあふれこぼれ出る水。
7.識者の【嗤笑】を招きかねない。
⇒【シショウ】=あざけりわらう。
「嗤」の読みは、「シ、わら‐う」。他の熟語は、
[嗤誚]シショウ あざけりなじる。▽「誚」は、それとなく人を批判すること。
[嗤詆]シテイ わらいそしる。▽「詆」は、そしる。
[嗤鄙]シヒ あざわらって卑しむ。
8.殿には【上廁】の際にも護衛がついた。
⇒【ジョウシ】=便所に入ること。
「廁」の読みは、「シ、かわや」。他の熟語は、
[溷廁]コンシ 便所。かわや。
[雑廁]ザッシ いろいろなものが入りまじる。▽「廁」は、そばにくっつく。
9.【髫齔】よりして大器の片鱗を窺わせた。
⇒【チョウシン】=七、八歳の子どものこと。▽「齔」は、歯の抜けかわること。
「髫」の読みは、「チョウ、うない」。「たれがみ。うなじのあたりまで垂れさがっている、子どもの髪。」の意。他の熟語は、
[髫歯(齒)]チョウシ 垂れ髪の年頃。いとけない者。▽「歯」は、年齢。
[髫髪(髮)]チョウハツ うない子どもの垂れ髪。子ども。幼児。
[垂髫]スイチョウ 子どものこと。▽おさげ髪をたらしていることから。
【黄髪垂髫】(こうはつすいちょう) 老人の黄色に変じた髪と、幼児のおさげ髪。老人と幼児のこと。
「齔」の読みは、「シン」。歯が抜けかわる、歯の抜けかわる頃の子ども、の意。熟語は、
[齔童]シンドウ 乳歯が抜けかわって永久歯になる年頃の子ども。七、八歳の子ども。
10.【糧餉】が乏しくなった。
⇒【リョウショウ】=糧食。かて。かれい。
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ 食べ物をおくること。おくり物。
[餉饋]ショウキ 食糧をおくり届けること。軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ 兵糧をおくり届ける。兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
⇒「雨潦」、「上廁」、「髫齔」など難しいですね。さて、日が替わりました。勉強はここまで。
この時期、皆さんも私も肝臓を労わりましょう。
6.九天の【雨潦】一時に降るかと思われた。
⇒【ウロウ】=雨が降ってできた水たまり。雨による出水。
「潦」の読みは、「ロウ、にわたずみ」。他の熟語は、
[潦水]ロウスイ 雨が降って、庭などにたまったたまり水。にわたずみ。
[潦草]ロウソウ 投げやりで、そそっかしいこと。
[潦倒]ロウトウ 老衰して張りをなくしてだれたさま。落ちぶれるさま。
[庭潦]テイロウ 庭のたまり水。
[旱潦]カンロウ ひでりと、大雨。▽「潦」は、長雨。
いさら‐みず【細小水・水潦・潦水】 少しあふれこぼれ出る水。
7.識者の【嗤笑】を招きかねない。
⇒【シショウ】=あざけりわらう。
「嗤」の読みは、「シ、わら‐う」。他の熟語は、
[嗤誚]シショウ あざけりなじる。▽「誚」は、それとなく人を批判すること。
[嗤詆]シテイ わらいそしる。▽「詆」は、そしる。
[嗤鄙]シヒ あざわらって卑しむ。
8.殿には【上廁】の際にも護衛がついた。
⇒【ジョウシ】=便所に入ること。
「廁」の読みは、「シ、かわや」。他の熟語は、
[溷廁]コンシ 便所。かわや。
[雑廁]ザッシ いろいろなものが入りまじる。▽「廁」は、そばにくっつく。
9.【髫齔】よりして大器の片鱗を窺わせた。
⇒【チョウシン】=七、八歳の子どものこと。▽「齔」は、歯の抜けかわること。
「髫」の読みは、「チョウ、うない」。「たれがみ。うなじのあたりまで垂れさがっている、子どもの髪。」の意。他の熟語は、
[髫歯(齒)]チョウシ 垂れ髪の年頃。いとけない者。▽「歯」は、年齢。
[髫髪(髮)]チョウハツ うない子どもの垂れ髪。子ども。幼児。
[垂髫]スイチョウ 子どものこと。▽おさげ髪をたらしていることから。
【黄髪垂髫】(こうはつすいちょう) 老人の黄色に変じた髪と、幼児のおさげ髪。老人と幼児のこと。
「齔」の読みは、「シン」。歯が抜けかわる、歯の抜けかわる頃の子ども、の意。熟語は、
[齔童]シンドウ 乳歯が抜けかわって永久歯になる年頃の子ども。七、八歳の子ども。
10.【糧餉】が乏しくなった。
⇒【リョウショウ】=糧食。かて。かれい。
「餉」の読みは、「ショウ、かれいい」。他の熟語は、
[餉遺]ショウイ 食べ物をおくること。おくり物。
[餉饋]ショウキ 食糧をおくり届けること。軍隊の食糧。兵糧。また、食糧。
[餉給]ショウキュウ 兵糧をおくり届ける。兵士に配給する食糧。軍隊の給与。
⇒「雨潦」、「上廁」、「髫齔」など難しいですね。さて、日が替わりました。勉強はここまで。
2011年12月18日日曜日
【過去問】H21-3 音読み1-5
休日朝の漢検5本ノックです。
1.【丱角】より学に志が有った。
⇒【カンカク】=①昔の子どもの髪型の一つ。あげまき。つのがみ。②幼い子ども。
「丱」の読みは、「カン、ケン、あげまき」。他の熟語は、
[丱女]カンジョ 髪をあげまきに結った幼女。
[丱童]カンドウ 髪をあげまきに結った幼い子ども。
2.【関雎】の楽しみを享受する。
⇒【カンショ】=、「詩経」の篇名で、周の文王とそのきさきの穏やかな愛情をうたったもの。
「雎」の読みは、「ショ、みさご」。四字熟語として、
[関雎之化]カンショのカ 関雎の詩の教化。夫婦の間が和やかで、家庭がうまくいっていること。
3.【卓犖】不羈の論を作して名声を得た。
⇒【タクラク】=高くぬきでる。非常にすぐれていること。
「犖」の読みは、「ラク」。まだらうし、すぐれるの意。他の熟語は、
[犖确]ラクカク 山に大きな石がたくさんあり、その一つ一つが目立つさま。
4.容易なことで落ちる【賊寨】ではない。
⇒【ゾクサイ】=賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。
「寨」の読みは、「サイ、とりで」。同義語は、砦(サイ)、塞(サイ)。
5.非望を【覬覦】するの愚を犯していた。
⇒【キユ】=下の者が上のことをのぞむ。身分不相応なことをのぞむこと。
「覬」、「覦」ともに身分不相応なことをねがう意。
「覬」の読みは、「キ、のぞ‐む」。
「覦」の読みは、「ユ」。のぞむ、ねがうの意。
⇒特に「卓犖」、「覬覦」の読みが難しいですね。
1.【丱角】より学に志が有った。
⇒【カンカク】=①昔の子どもの髪型の一つ。あげまき。つのがみ。②幼い子ども。
「丱」の読みは、「カン、ケン、あげまき」。他の熟語は、
[丱女]カンジョ 髪をあげまきに結った幼女。
[丱童]カンドウ 髪をあげまきに結った幼い子ども。
2.【関雎】の楽しみを享受する。
⇒【カンショ】=、「詩経」の篇名で、周の文王とそのきさきの穏やかな愛情をうたったもの。
「雎」の読みは、「ショ、みさご」。四字熟語として、
[関雎之化]カンショのカ 関雎の詩の教化。夫婦の間が和やかで、家庭がうまくいっていること。
3.【卓犖】不羈の論を作して名声を得た。
⇒【タクラク】=高くぬきでる。非常にすぐれていること。
「犖」の読みは、「ラク」。まだらうし、すぐれるの意。他の熟語は、
[犖确]ラクカク 山に大きな石がたくさんあり、その一つ一つが目立つさま。
4.容易なことで落ちる【賊寨】ではない。
⇒【ゾクサイ】=賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。
「寨」の読みは、「サイ、とりで」。同義語は、砦(サイ)、塞(サイ)。
5.非望を【覬覦】するの愚を犯していた。
⇒【キユ】=下の者が上のことをのぞむ。身分不相応なことをのぞむこと。
「覬」、「覦」ともに身分不相応なことをねがう意。
「覬」の読みは、「キ、のぞ‐む」。
「覦」の読みは、「ユ」。のぞむ、ねがうの意。
⇒特に「卓犖」、「覬覦」の読みが難しいですね。
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