2012年2月25日土曜日

壮大な人間ドラマ「三国志」

寝不足が続いている。
ビデオレンタル店から「三国志」DVDを借りて、毎日見続けている。
48巻7章95話の大作!
「曹操、劉備、孫権、諸葛孔明ら、お馴染みの英傑たちが壮大な人間ドラマを繰り広げる。歴史小説の決定版『三国志』を、総製作費25億円を投じて映像化した中国ドラマ」である。

これが抜群に面白い。1話見ると止められなくなること間違いなしである。
キャストも魅力的な配役ばかりである。
呂布、孔明、関羽、趙雲はかっこいいし、曹操は実に魅力ある悪役だし、女性役も美人揃いである。

内容構成は、
第1部【群雄割拠】1~18話
第2部【中原逐鹿】19~32話
第3部【赤壁大戦】33~42話
第4部【荊州争奪】43~57話
第5部【奸雄終命】58~73話
第6部【天下三分】74~83話
第7部【危急存亡】84~95話
となっており、現在第1話から見始めて第49話まで見終わったところである。
半分見終わったという感じでまだ先が長い。なんとも長いドラマである。
最後まで見終えるつもりである。

2012年2月22日水曜日

【過去問】H21-3 訓読み28-30

ようやく日が射し雪が解け始めました。
さて今日も勉強です。

28.【霤】は三途の川。
⇒【あまだれ】 家から一歩外へ出れば、どんな災難や危険が待ちかまえているかわからないから、十分に気をつけよという戒め。※家の軒下から落ちる雨垂れを、この世とあの世の間を隔てる三途の川に見立てたことば。
「霤」の読みは、「リュウ、あまだれ」。

29.声音吁として【怕】る可し。
⇒【おそ】 
「怕」の読みは、「ハ、ハク、おそ-れる」。
「おそれる」の漢字には、ほかに「恐れる・畏れる・怖れる・懼れる」などがある。

「吁」の読みは、「ク、ああ」。熟語は、
[吁嗟]クサ ああと嘆息する。嘆く。
[吁吁]クク 感嘆のことば。また、仕事をするときの掛け声。

30.百足の虫は死に至るも【僵】れず。
⇒【たお】
「僵」の読みは、「キョウ、たお-れる」。熟語は、
[僵尸]キョウシ 〈僵屍〉たおれた死体。
[僵仆]キョウフ たおれ伏す。たおれた死体。

2012年2月19日日曜日

【過去問】H21-3 訓読み26-27

26.尾大【掉】わざるの憾みがある。
⇒【ふる】 
尾大掉わず」(びだいふるわず)=[左伝昭公11年「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉わず」]尾が大き過ぎると自由に動かすことができない。上が弱小で下が強大であって、制御しにくいことのたとえ。(広辞苑)
四字熟語では「尾大不掉」(びだいふとう)。
「掉」の読みは、「トウ、チョウ、ふる-う」。熟語は、
掉尾]トウビ・チョウビ 尻尾(しっぽ)をふる。物事の最後が勢いの盛んなさま。物事の最後。
掉尾を飾る](とうびをかざる) ものごとの最後をりっぱにしめくくる。※「掉尾」は本来は「ちょうび」と読み、つかまえられた魚が死ぬ直前に尾をふるうこと。転じて、終わり・最後の意。

27.家郷を離れて辺境を【戍】った。
⇒【まも】 
「戍」の読みは、「ジュ、まも-る」。熟語は、
戍守]ジュシュ [戍衛ジュエイ]国境を守る。また、その兵士。
戍卒]ジュソツ 城塞などを守る兵卒。警固の兵士。
戍兵]ジュヘイ 辺境を守る兵。

「戍」の似た文字に、「戉」、「戊」、「戌」がある。
」の読みは、「エツ、まさかり」。「鉞」の原字。熟語は、「斧戉」(フエツ)。
」の読みは、「ボ、ボウ、つちのえ」。熟語は、「戊辰戦争」(ボシンセンソウ)、「戊夜」(ボヤ)。
」の読みは、「ジュツ、いぬ」。熟語は、「屈戌」(クツジュツ)、「戌亥・乾」(いぬい)。

2012年2月15日水曜日

狡兎死して走狗煮らる

今日(2/15)の日経コラム「春秋」は、故事成語から始まっている。

狡兎(こうと)死して走狗(そうく)煮らる。獲物となるウサギがいなくなれば、猟犬は煮られ食べられる。実力者の手足となり功績をあげた人、これからあげようとしている人には身につまされる言葉だろう。中国大陸では紀元前から使われてきた成語だ。▼春秋時代。越の将軍として宿敵の呉を滅ぼす立役者となった范蠡(はんれい)が、知人に書き送ったと伝えられる。300年近く後には、漢の建国を支えた将軍・韓信が口にしたとされる。もっとも、2人の名将のその後の運命は対照的だ。「煮られる」前に越を去った范蠡は商人として大成功した。韓信は権力に滅ぼされた。▼中国語のサイトでは最近、重慶市の王立軍・副市長をめぐってこの言葉が飛び交った。~(略)~」

「狡兎走狗」「狡兎良狗」とも。また、同義の故事成語に、
「飛鳥尽きて良弓蔵めらる」(ひちょうつきてりょうきゅうおさめらる)
(意味)飛ぶ鳥がいなくなると良い弓が不用となってしまい込まれるように、用がなくなれば捨てられる。

やはり故事成語は文章を書くのに役立つ。

2012年2月13日月曜日

【過去問】H21-3 訓読み21-25

連日の降雪で道路は狭くなるばかりです。ホントに長い冬です。

21.【榱】の年輪測定により建築年代が判明した。
⇒【たるき】=屋根の裏板を支えるために、棟から軒に渡す横木。
「榱」の読みは、「スイ、たるき」。
「たるき」の漢字は、「垂木・椽・榱・架」などがある。
「榱」の熟語は、
[榱題]スイダイ たるきの軒下に出たはし。たるきの小ぐち。▽「題」は、先につき出た部分。
[榱椽]スイテン [榱桷スイカク]たるき。▽「椽」は、まるいたるき。「桷」は、四角いたるき。

22.晩秋の【尽】れていく野に佇む。
⇒【すが】 「末枯れる」とも。
【尽れる・末枯れる】(すが‐れる) 盛りが過ぎて衰える。特に、草木の葉先や梢が、冬が近づいて枯れ始める。

23.【憖】なことはしない方がよい。
⇒【なまじ、なまじい】=(「生強い」の意。)できそうもないことを無理につとめるさま。
「憖」の音読みは、「ギン」。熟語は、
[憖憖]ギンギン 笑うさま。うやまいつつしむさま。

24.心中を目顔で【愬】えている。
⇒【うった】
「愬」の読みは、「ソ、サク、うった‐える」。熟語などは、
[告愬]コクソ 〈告遡〉告げ訴える。
[赴愬]フソ 馳せつけてうったえる。
[膚受之愬](フジュのうったえ) はだが切りつけられるような、痛切なうったえ。
※一説に、知らないうちに皮膚に垢がたまるように、じわじわと人を害する讒言(ザンゲン)。その場合は、「フジュのそしり」と読む。「浸潤の譖(そし)り、膚受の愬(うった)え、行われず、明と謂うべきのみ」〔論語〕

25.【遉】に横綱の相撲は見応えがあった。
⇒【さすが】 「流石」とも。
「遉」の読みは、「テイ、さすが」。

⇒「榱」、「尽れる」、「憖」、「愬える」、「遉」と、どれも難しいですね。

2012年2月11日土曜日

【漢詩漢文名言】女は衰の妍を避くるを愛す

8日発生した佐渡地方沖の震度5強の地震には驚きました。
雪が屋根から落ちてきたのかと思ったら、地面からの地響きだった。
幸い大きな被害もなくてよかった。
さて、漢文の名言で漢字の勉強です。

「男は智の愚を傾くるを
女は衰のを避くるを愛す」
(おとこはちのぐをかたむくるをよろこび
おんなはすいのけんをさくるをあいす)

(訳) とかく男は智恵のある者が愚かな者をうち負かすのを喜び、女は容色が衰えると美しい者を避けたがるものだ。
(出典) 西晋、陸機(りくき)(字は士衡(しこう)261―303)の楽府(がふ)「塘上行(とうじょうこう)」。

⇒端的に言い切っているが、どうなんだろうか。やはり一面の真実かもしれないとは思うのだが・・・

「懽」の読みは、「カン、よろこ‐ぶ」。同義語は「歓」。
「よろこぶ」意の熟語に「懽娯(カンゴ)」がある。

「姸」の読みは、「ケン、ゲン、うつく‐しい」。異体字は「妍」。熟語などは、
【妍艶】(けん‐えん) あでやかで美しいこと。
【妍姿】(けん‐し) すっきりとうつくしい姿。あですがた。
【娟容・妍容】(けん‐よう) 美しい顔かたち。あでやかな姿。
【妍麗】(けん‐れい) 容貌の美しいこと。あでやかなこと。
【嬋娟・嬋妍】(せん‐けん) 顔や姿の美しくあでやかなさま。「―たる美女」
【繊妍】(せん‐けん) ほっそりと美しいさま。

【竹林七妍】(ちくりん‐の‐しちけん) 竹林七賢に擬して、竹林に七人の美人を描いた見立絵で、浮世絵に多い。
⇒江戸期の勝川春章(1726-1792)のものがネットで見ることができた。
【妍姿艶質】(けんしえんしつ) 豊満な美人のたとえ。
【妍を競う】(けんをきそう) 美しさを競い合う。特に、女性があでやかさを競い合うようす。

⇒「妍」1字にもいろいろな熟語などがあって興味深いです。

2012年2月8日水曜日

盥回し

今日(2月8日)の新潟日報のコラム「日報抄」の冒頭が気になりました。

「「盥(たらい)」の字は、「皿」と「両手」と「水」から成る。水で手を洗うこと、またはその器を表すと辞書にある。昔は洗濯に欠かせない道具だった。見かけなくなったと思っていたら、昨今は「盥回し」などと、うれしくない用法で登場することが増えた
▼本来は、あおむけになり足で盥を回す曲芸を指す言葉。だが、現代では別の意味、「一つの物事を、責任をもって処理せずに次々と送りまわすこと」(広辞苑)として使われることが多い▼米国が日本に打診したこの件も、盥回しの一つなのだろう。沖縄県の海兵隊員のうち1500人ほどを山口県の岩国基地に移し、常駐させるというのだ。」
以下略

⇒「盥」の字源から用法の時代的変化に触れて本文に繋げていく手法はうまいと思う。この文章術は頭の片隅に置いておくとしよう。

「盥」の読みは、「カン、たらい」。熟語は、
[盥耳]カンジ 汚れた耳を洗い清める。
[盥櫛]カンシツ 手を洗い、髪をくしけずる。また、身仕舞いをする。
[盥漱]カンソウ 手を洗い、口をすすぐ。
[盥濯]カンタク 手を洗い、足をすすぐ。
[盥沐]カンモク ①手や髪を洗い清める。②湯あみ。

ことわざには、
[盥半切りを笑う](たらいはんぎりをわらう) 取るに足りない者が、自分とたいして違わない者をあざ笑う。
※「半切り」は底の浅い桶(おけ)。盥が自分に似た小型の桶を馬鹿にして笑う意から。
[我が家、楽の釜盥](わがいえ、らくのかまだらい) 貧乏暮らしをしていても、我が家というのは楽しくていいものだというたとえ。
※盥を買えないので釜で代用しているような貧しい暮らしをしていても、我が家ほど楽しい所はない意から。「我が家、楽の金盥」ともいう。
⇒今日は「盥」にこだわってみました。

2012年2月6日月曜日

【漢詩漢文名言】滄浪の水清まば、以て吾が纓を濯うべし

今日は漢文で心の癒しです。

「滄浪の水清まば、以て吾がを濯うべし。
滄浪の水濁らば、以て吾が足を濯うべし。」
(そうろうのみずすまば、もってわがえいをあらうべし。
そうろうのみずにごらば、もってわがあしをあらうべし。)

(意味)滄浪の川の水が澄んだならば、私の冠のひもを洗うことができる。滄浪の川の水が濁ったならば、そのときは足を洗うことができる。(状況の変化に順応できること。)
(出典)戦国、楚の屈原(前343頃―前277頃)の作とされる「漁父(ぎょほ)の辞」。

※解説(学研漢詩漢文名言辞典から)
「楚の三閭大夫(さんりょたいふ)であった屈原は、政敵の讒言(ざんげん)によって江南に追放され、憂愁に沈んでさまよっていた。
 彼を見た漁師の老人が「あなたはどうして自分だけ潔白であろうとするのか。世と共に推移し、世人と同調して生きていってはどうか。」とすすめた。
 これに対して屈原は「寧(むし)ろ湘流(しょうりゅう)に赴(おもむ)きて江魚(こうぎょ)の腹中に葬(ほうむ)らるとも、安(いず)くんぞ能(よ)く皎皎(こうこう)の白きを以てして、世俗の塵埃(じんあい)を蒙(こうむ)らんや。」と言い、世俗と同調して生きることは到底できないと主張した。
 それを聞いて漁師の老人は、舟をこいで去りながら「滄浪の水」の歌を歌った。
 それは、世の中に道が行われるならば、冠の纓を洗うことができる。だから衣冠を整えて、出て仕えるがよい。道が行われない世ならば、退いて水で足を洗うこともできよう。世の清濁に順応して身を処すべきだという意味である。
 漁父は、屈原が節操を固く守る人だと知ったが、放浪に憔悴(しょうすい)したその姿を気の毒に思い、こういう生き方をなされてはと暗示したのであろう。
 なおこの歌は楚の国で古くから歌われたもので、「孺子(じゅし)の歌」として『孟子』「離婁(りろう)」上篇に「吾」を「我」に作るほかはそのまま引かれ、禍福はみな自分から招くものだと孔子が教える材料として用いられている。」

「滄浪」は、湖北省を流れる漢水の下流。
「纓」の読みは、「エイ、ひも」。意味は、「冠のひも。冠の両脇から顔を取り巻きあごの下で結ぶ。」の意。熟語は、
[纓冠]エイカン 冠のひもを結ぶ。冠をかぶること。「被髪纓冠而往救之=被髪(ざんばら髪)纓冠して往(ゆ)きて之を救う」〔孟子〕
「被髪纓冠」(ヒハツエイカン)は1級四字熟語。非常に急いで行動する意。

[纓絡]エイラク・ヨウラク・オウラク 〈瓔珞〉珠玉をつないでつくった首飾り。世の中の煩わしい関わり合いのたとえ。
⇒屈原は楚の王族で政治家でもあったが、追放され、衰えゆく国勢を憂えながら汨羅(べきら)の淵に入水した。「中国革命後、架空の人物として存在を抹殺されようとしたが、中華人民共和国では史的確実性が強調され、中国最初の人民詩人とされている。」(旺文社世界史辞典)

2012年2月4日土曜日

【過去問】H21-3 音読み19-20

今日は勉強です。

19.【鳧脛】短しといえども之をつがば則ち憂えん。
⇒【フケイ】=カモの足。出題文の出典は荘子から。
[鳧脛雖短続(續)之則憂]
(かものはぎみじかしといえどもこれをつがばすなわちうれえん)
(意味)カモの足が短いからといって、これをつぎ足して長くしてやれば、カモはかえって困ってしまう。天地自然の物には、それぞれ、それにふさわしい特色があるのだから、むやみに、それを増減したり、改めたりせず、本来の状態に安んじているべきだというたとえ。
「鶴脛雖長断之則悲(カクケイながしといえどもこれをたたばすなわちかなしまん)」とも。
「鳧脛雖短、続之則憂、鶴脛雖長、断之則悲=鳧(かも)の脛(はぎ)短しと雖(いえど)も、之(これ)を続(つ)がば則(すなわ)ち憂へん、鶴の脛長しと雖も、之を断たば則ち悲しまん

「鳧」の読みは、「フ、かも、けり」。他の熟語は、
[飛鳧]ヒフ 空をとぶ水鳥。
[鳧鴨]フオウ カモやアヒル。また、水に浮かんでいる水鳥の総称。
[鳧舟]フシュウ [鳧船(フセン)・鳧舫(フボウ)]カモの形をした舟。また、カモの形を彫りつけた舟。
[鳧藻]フソウ 喜んで、はしゃぎまわること。騒ぐこと。※この「藻」は、噪(ソウ)・騒と同じ。
「鳧(けり)をつける」はよく使う言葉。「けり」は、「物事の結着。きまり。過去の助動詞「けり」に当てて用いられる」。

「脛」の読みは、「ケイ、すね、はぎ」。他の熟語、言葉は、
[脛脛]ケイケイ 正直なさま。まっすぐなさま。
[脛巾]はばき 脚半(キャハン)。すねあて。

[臑脛の延びた奴](すねはぎののびたやつ) いたずらに背丈ばかり高く、物の用に立たない者をののしっていう語。
[長者の脛に味噌をぬる](ちょうじゃのはぎにみそをぬる) あり余った上にさらに物を加える。
[脛に疵持てば笹原走る](すねにきずもてばささはらはしる) 心にやましいところのある者は、ちょっとしたことにもおびえ、世の中をこそこそと生きていかなければならないというたとえ。※うしろ暗いところのある者は、風にさやさやと鳴る笹の葉音にもおびえて走り出す意から。
[鶴の脛も切るべからず](つるのはぎもきるべからず) ものにはそれぞれ固有の性質があるから、それを無視してむりに変えようとしてはならないということ。※「脛」はすねのこと。長すぎるように思える鶴のすねも、鶴にとって必要な長さなので切ってはならないの意から。「鴨(かも)の足も継ぐべからず、鶴の脛も切るべからず」と続けてもいう。

20.【杙】を以て楹と為す。
⇒【ヨク】 小さいくいを家の太い柱とする。つまらぬ人間を重く用いることのたとえ。
四字熟語では、
【以杙為楹】(いよくいえい) 小さなくいを大黒柱に用いる。つまらぬ人物を誤って重く用いることのたとえ。※「杙」は牛や馬をつなぐ、くい。「楹」は丸く太い柱。「杙(よく)を以(もっ)て楹(えい)を為(な)す」が書き下し文。
「杙」の読みは、「ヨク、くい」。

2012年2月1日水曜日

「会稽の恥を雪ぐ」

新潟県内は今日も暴風雪警報などが出て大荒れの天気だ。
「凍てつくような冬」といった感がある。
昨夜は上弦の月が見え、今夜も雲の合間に月が皓皓と光っていた。
その冬の連想で「雪」が出てくる言葉を探してみた。出典は史記から。

会稽の恥を雪ぐ」(かいけいのはじをすすぐ)(意味)戦いに敗れた屈辱や、人から受けた恥辱を晴らすたとえ。
※中国春秋時代の越王(えつおう)勾践(こうせん)は呉王(ごおう)夫差(ふさ)と戦って破れ、会稽山で屈辱に満ちた講和を結ばざるを得なかったが、勾践はそのときの屈辱を忘れることなく、多年の辛苦の末に范蠡(はんれい)という忠臣の助力を得て、ついに呉を討ち、恨みを晴らしたという故事から。

⇒「会稽」、「雪ぐ」などは漢検向きの言葉ですね。
また、この故事に因んだ四字熟語「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」も有名ですね。
(参考)学研故事ことわざ辞典