2012年2月19日日曜日

【過去問】H21-3 訓読み26-27

26.尾大【掉】わざるの憾みがある。
⇒【ふる】 
尾大掉わず」(びだいふるわず)=[左伝昭公11年「末大なれば必ず折れ、尾大なれば掉わず」]尾が大き過ぎると自由に動かすことができない。上が弱小で下が強大であって、制御しにくいことのたとえ。(広辞苑)
四字熟語では「尾大不掉」(びだいふとう)。
「掉」の読みは、「トウ、チョウ、ふる-う」。熟語は、
掉尾]トウビ・チョウビ 尻尾(しっぽ)をふる。物事の最後が勢いの盛んなさま。物事の最後。
掉尾を飾る](とうびをかざる) ものごとの最後をりっぱにしめくくる。※「掉尾」は本来は「ちょうび」と読み、つかまえられた魚が死ぬ直前に尾をふるうこと。転じて、終わり・最後の意。

27.家郷を離れて辺境を【戍】った。
⇒【まも】 
「戍」の読みは、「ジュ、まも-る」。熟語は、
戍守]ジュシュ [戍衛ジュエイ]国境を守る。また、その兵士。
戍卒]ジュソツ 城塞などを守る兵卒。警固の兵士。
戍兵]ジュヘイ 辺境を守る兵。

「戍」の似た文字に、「戉」、「戊」、「戌」がある。
」の読みは、「エツ、まさかり」。「鉞」の原字。熟語は、「斧戉」(フエツ)。
」の読みは、「ボ、ボウ、つちのえ」。熟語は、「戊辰戦争」(ボシンセンソウ)、「戊夜」(ボヤ)。
」の読みは、「ジュツ、いぬ」。熟語は、「屈戌」(クツジュツ)、「戌亥・乾」(いぬい)。

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