2012年2月1日水曜日

「会稽の恥を雪ぐ」

新潟県内は今日も暴風雪警報などが出て大荒れの天気だ。
「凍てつくような冬」といった感がある。
昨夜は上弦の月が見え、今夜も雲の合間に月が皓皓と光っていた。
その冬の連想で「雪」が出てくる言葉を探してみた。出典は史記から。

会稽の恥を雪ぐ」(かいけいのはじをすすぐ)(意味)戦いに敗れた屈辱や、人から受けた恥辱を晴らすたとえ。
※中国春秋時代の越王(えつおう)勾践(こうせん)は呉王(ごおう)夫差(ふさ)と戦って破れ、会稽山で屈辱に満ちた講和を結ばざるを得なかったが、勾践はそのときの屈辱を忘れることなく、多年の辛苦の末に范蠡(はんれい)という忠臣の助力を得て、ついに呉を討ち、恨みを晴らしたという故事から。

⇒「会稽」、「雪ぐ」などは漢検向きの言葉ですね。
また、この故事に因んだ四字熟語「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」も有名ですね。
(参考)学研故事ことわざ辞典

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