2011年11月19日土曜日

【六花10号2001/12】目障り、耳障りなこと

今日は機関紙「六花」(りっか)の記事を紹介します。

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  「目障り、耳障りなこと」  N.N

以前からそう思ってきましたし、今でもよく感じていることですが、私どもの日常生活の中で、場合によってはテレビ放送の中でも、目障り、耳障りな「言葉」、「読み方」、「書き方」に出合うことがよくあります。私自身そのつど、嘆かわしい、情ないと思ってきたことでありますので、少しその実例を紹介してみることとします。もっとも同好会の皆様方には、何とレベルの低い話と思われるでしょうが、我慢して下さい。
 尚、これらの中には、全く誤まっているものだけでなく、どちらでも間違いではないというものもあり、これは私の個人的な好き嫌いの感情も入っておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。

  「師」と「帥」の区別がつかず、「総帥」を「そうし」と読む。
  「年齢」を「年令」と書く。
  「趣旨」と「主旨」を全く同じに使う。
  「直截」を「ちょくさい」と読む。
  「記す」を「きす」と読む。
  「発足」を「はっそく」と読む。
  「代替」を「だいかえ」と読む。
  「払拭」を「ふっしき」と読む。
  「早急」を「そうきゅう」と読む。
  「快刀乱麻を断つ」を「快刀乱麻」と言う。
  「目から鱗が落ちる」を「目から鱗」と言う。
 
 私は、日本語、日本語の言葉遣いは繊細で、微妙で、奥行きが深くて、表現力豊かで、地球上で最も魅力的で、優れた言語であると思っています。それだけに私たちは「日本語」というものをもっと大切に、ていねいに、いとしんで使うべき、いや使わせていただくべきと常々考えているものです。お互い、より一層愛情をもって日本語に接するようにいたしましょう。
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⇒日ごろから日本語・漢字に関心を持って観察していることが伝わってきますね。

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