2011年12月18日日曜日

【過去問】H21-3 音読み1-5

休日朝の漢検5本ノックです。

1.【丱角】より学に志が有った。
⇒【カンカク】=①昔の子どもの髪型の一つ。あげまき。つのがみ。②幼い子ども。
「丱」の読みは、「カン、ケン、あげまき」。他の熟語は、
[丱女]カンジョ 髪をあげまきに結った幼女。
[丱童]カンドウ 髪をあげまきに結った幼い子ども。

2.【関雎】の楽しみを享受する。
⇒【カンショ】=、「詩経」の篇名で、周の文王とそのきさきの穏やかな愛情をうたったもの。
「雎」の読みは、「ショ、みさご」。四字熟語として、
[関雎之化]カンショのカ 関雎の詩の教化。夫婦の間が和やかで、家庭がうまくいっていること。

3.【卓犖】不羈の論を作して名声を得た。
⇒【タクラク】=高くぬきでる。非常にすぐれていること。
「犖」の読みは、「ラク」。まだらうし、すぐれるの意。他の熟語は、
[犖确]ラクカク 山に大きな石がたくさんあり、その一つ一つが目立つさま。

4.容易なことで落ちる【賊寨】ではない。
⇒【ゾクサイ】=賊のたてこもっているとりで。賊軍の占拠している要塞。
「寨」の読みは、「サイ、とりで」。同義語は、砦(サイ)、塞(サイ)。

5.非望を【覬覦】するの愚を犯していた。
⇒【キユ】=下の者が上のことをのぞむ。身分不相応なことをのぞむこと。
「覬」、「覦」ともに身分不相応なことをねがう意。
「覬」の読みは、「キ、のぞ‐む」。
「覦」の読みは、「ユ」。のぞむ、ねがうの意。

⇒特に「卓犖」、「覬覦」の読みが難しいですね。

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