2011年9月20日火曜日

今日の新潟日報「窓」欄-「絆」

今日の新潟日報「窓」欄の「私の視点」はいい内容だった。
題名は「絆」。
「絆」の原義は、犬馬などをつなぎとめる綱だった。
自由をあこがれた昔においては、「絆」は自由を拘束するもの、人間関係では切りたくても切れない関係を意味した。
時代は移り、自由を得た現代においては、人と人との結びつきや一体感を深めるという意味での「絆」が求められている。
絆の意味の微妙な違いに日本語の問題や現代の世相が見える、というのが主張の大意だと受けとめました。

⇒この東日本大震災を契機に、いっそう「絆」の文字が見られるようになったと感じていました。
生まれてきた子どもの名前にもこの「絆」を使ったものを見ました。
漢字の使われ方、意味の変化は時代を反映していると感じざるを得ません。
そんなことを考えさせてくれた投稿でした。
※ちなみにこの「絆」は常用漢字でもなく、なんと1級漢字です。

2 件のコメント:

SOS さんのコメント...

こんにちは!

私は「新潟日報」は読んでいませんが、
仰る通り「絆」は、使われ方や意味の変化が時代を
反映しているものと思われます。

今都会では老人の孤独死が問題となっていますが、
昔の「向う三軒両隣」的な、お互いの連帯感・一体感
「絆」を取り戻せるような社会の仕組みが必要ではないかと
感じています。
「絆」は、本来の羈絆という意味ではなく、
人との連帯感・一体感と言う意味をもっともっと
定着させていくべきではないかと思います。
それではまた!

Dogu さんのコメント...

コメントありがとうございます。
私も「絆」という文字は、いい意味での使われ方の変化があってもいいかなとは思っています。
厳格な人から見ると、このような使われ方は「日本語の乱れ」と呼ぶのかもしれませんが・・・。
変化と乱れには受け止め方の大きな違いがあると思います。