2011年6月5日日曜日

【過去問】朝から黽勉(ビンベン)!

朝のトレーニングです。

訓読み H22-3
●弓弭の【調】を献上する。
⇒【みつぎ】 広辞苑には「みつぎ」は「貢・御調・調」の見出しとなっている。また以下の相対する2つの見出しがある。言葉は歴史と密接に関連しているね。
「弓弭の調」(ゆはず‐の‐みつぎ)=大和朝廷時代の伝説上の男子人頭税。弓矢で獲た鳥獣などが主な貢納物だったからいう。
「手末の調」(たなすえ‐の‐みつぎ)=調の一。女子が布帛を織って献じたもの。

【咸】当年の儁豪であった。
⇒【みな】 「咸」の読みは「カン、みな、ことごと‐く」。「儁」の類義語は「俊」。
「俊豪」(しゅん‐ごう)=常人より器量のすぐれた人物

【髻】を切る。
⇒【もとどり】 広辞苑でこの関係の見出しを調べると、
「髻」=(「本取」の意) 髪を頭の頂に束ねた所。また、その髪。たぶさ。
「髻を切る」=出家する。
「髻の綸旨(りんし)」=南北朝時代、敵に知られないように小紙片に細書し、使者の髻の中に隠して持たせた綸旨。
「髻を放つ」=冠などをかぶらず、髻をあらわに出す。
●老躯を【挈】げて試合に臨む。
⇒【ひっさ】 「ひっさげる」は他の表記では「引っ提げる・提げる」。
「挈」の音は「ケツ」。熟語を漢字源で調べると、
【挈瓶】(ケツベイ )手でさげる小さなかめ。ちっぽけなもののたとえ。
【挈瓶之知】(ケツベイノチ )わずかな才知。小知。〔左伝〕
【右挈】(ユウケツ )右手にぶらさげる。右手で引き連れること。「左提右挈(サテイユウケツ)(左右に子ども・部下などを引き連れていくこと)」
【提挈】(テイケツ )互いに手をとりあって行く。
今朝のトレーニング完了です。

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