2011年6月10日金曜日

【過去問H22-3】訓読み

天気の変化か、昨日から腰痛が出ています。今日は少し楽ですが・・・。

●人、之を知る者【罕】なり。
⇒【まれ】 論語に「子、罕に利を言う、命と仁と。」(先生は利益と運命と仁とのことは殆んど語られなかった。)とある。
「罕」の読みは「カン、まれ」。熟語には、
【罕漫】(カンマン ) はっきりしないさま。いいかげん。
【罕儔】(カンチュウ ) 同類がすくない。比類まれである。

【嚔】る時は則ち人の我を道う。
⇒【はなひ】 問題文の「道う」は「いう」。(読みにくいねえ。)
「嚔」の読みは「テイ、くしゃみ、はなひ‐る」。熟語は、
【噴嚔】(フンテイ ) くしゃみ。
熟語はこれを覚えれば十分だな。それにしても「嚔」の字体は特殊で、非常に書きにくい。

●南山を【錮】ぐと雖も猶隙有り。
⇒【ふさ】 「錮」の読みは「コ、ふさ-ぐ」。刑罰の「禁錮(キンコ)」でよく見かける文字だ。熟語では、
【錮疾】(コシツ ) なかなかなおらない病気。
【廃錮】(ハイコ ) 官吏の身分をとりあげて、家で謹慎させる。

今日はここまで。少し勉強しましたね。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

嚔の熟語で「完全征服」には、
「打嚔 人の説くあり」という
熟語もあります。

「錮疾」は漢検では「痼疾」の方を
書くほうが無難だと思います。