2011年6月7日火曜日

【言葉探し】全身

全身にまつわる言葉のなかから謂れのあるものを探してみました。意味は広辞苑です。

【怨み骨髄に徹す】 [史記秦紀「繆公之怨此三人入於骨髄」]うらみが骨のしんまでしみわたる。心の底から深く人をうらむこと。

【換骨奪胎】 [冷斎夜話](骨を取り換え、胎を取って使う意) 詩文を作る際に、古人の作品の趣意は変えず語句だけを換え、または古人の作品の趣意に沿いながら新しいものを加えて表現すること。俗に、「焼き直し」の意に誤用。

【切歯扼腕】 [史記張儀伝]歯ぎしりをし、自分の腕をにぎりしめること。感情を抑えきれずに甚だしく憤り残念がること。

【咽(のど)を搤(やく)して背を拊(う)つ】 [史記劉敬伝]前から喉をしめ後ろから背をうつように、両面から急所を攻撃して避ける道がないようにする。

【髀肉の嘆】 [三国志蜀志](蜀の劉備が、馬に乗って戦場に赴くことのない日がつづき、ももの肉が肥え太ったのをなげいた故事から) 功名を立てたり力量を発揮したりする機会にめぐまれない無念さをいう。「―をかこつ」
⇒いずれも譬え方がスゴイというかオーバーというか、さすが中国です。(?)

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